こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
ソニーの新しいコンセプトカメラ Vlogger向けの「ZV-1」とRX100M7、RX100M5Aの外観やスペックの簡単な比較を載せておきます。
RX100M7,M5は写真重視で動画撮影も可能なコンパクトカメラ。
一方のZV-1は動画撮影重視に専用設計されたボディですがRX100シリーズ同等に写真も撮れるコンパクトカメラです。
どちらもセンサーや画素数、動画の記録などはほとんど同じですが、それぞれの機種によって得意不得意がありますので、写真重視か動画重視かで選択されるのが良いです。

▲ZV-1におすすめのアクセサリーをまとめています。参考に。
外観(ZV-1,RX100M5A,RX100M7)
ボディはZV-1はVlogger向けに大幅にRX100シリーズから改良されています。
正面
- ZV-1
- RX100M5A
- RX100M7
▲ボディの質感はZV-1はプラスティック感が出ていて、一方のRX100シリーズは金属感のある高級感があります。
ZV-1ははじめから握りやすいグリップが搭載。


左:ZV-1 右:RX100M7
背面
- ZV-1
- RX100M5A
- RX100M7
▲背面の大きな違いはモニターの可動です。
ZV-1はバリアングル液晶。RX100シリーズはチルト式です。
ボタンの配置類は基本的に同じですが、ZV-1は録画ボタンが上にきたのでグリップが少し大きくなっています。


左:ZV-1 右:RX100M7
上部
- ZV-1
- RX100M5A
- RX100M7
▲上部はZV-1とRX100シリーズは全く違います。
ZV-1は大きなマイクやホットシュー、大きな録画ボタンにワンタッチボケスイッチなどが用意されています。
RX100シリーズは内蔵のフラッシュやポップアップファインダーを搭載。そして写真機としてモードダイヤルも用意されています。


左:ZV-1 右:RX100M7
比較表(ZV-1,RX100M5A,RX100M7)
※スマホの場合は左右にスワイプする事が可能です。
ZV-1 | RX100M5A | RX100M7 | |
センサー | 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー |
画像処理エンジン | BIONZ X | BIONZ X | BIONZ X |
有効画素数 | 2010万画素 | 2010万画素 | 2010万画素 |
静止画記録方式 | RAW/JPEG | RAW/JPEG | RAW/JPEG |
レンズタイプ | ZEISSバリオ・ ゾナーT*レンズ 9群10枚 | ZEISSバリオ・ ゾナーT*レンズ 9群10枚 | ZEISSバリオ・ ゾナーT*レンズ 12群15枚 |
F値 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 |
焦点距離 | 24mm-70mm | 24mm-70mm | 24mm-200mm |
最短撮影距離 | 約5cm(W端時) 約30cm(T端時) | 約5cm(W端時) 約30cm(T端時) | 約10cm(W端時)、 約100cm(T端時) |
NDフィルター | ●(3段分) | ●(3段分) | |
手ぶれ補正 (静止画) | 光学式 | 光学式 | 光学式(4段分) |
測距点 | 315点 (位相差検出方式) 425点 (コントラスト検出方式) | 315点 (位相差検出方式) 25点 (コントラスト検出方式) | 357点 (位相差検出方式) 425点 (コントラスト検出方式) |
AF速度 | 0.05秒 | 0.02秒 | |
トラッキング (静止画) | ● | – | ● |
瞳AF(静止画) | リアルタイム 人物・動物 | ● | リアルタイム 人物・動物 |
ISO | ISO125-12800 (拡張 ISO80/100) | ISO125-12800 (拡張 ISO80/100) | ISO100-12800 (拡張 ISO64/80) |
シャッタースピード | 30-1/32000秒 bulb | 30-1/32000秒 bulb | 30-1/32000秒 bulb |
連写(追従) | 24コマ/秒 | 24コマ/秒 | 20コマ/秒 |
ワンショットAF | – | – | 最高約90コマ/秒の 速度で7枚の静止画 |
ブラックアウトフリー | – | – | ● |
背面モニター | 3.0型 92万ドット | 3.0型 122万ドット | 3.0型 92万ドット |
タッチパネル | ● メニュー操作 非対応 | – | ● メニュー操作 非対応 |
モニター可動 | バリアングル オープン角:約176度、 チルト角:約270度 | チルト式 上に約180度、 下に約45度 | チルト式 上に約180度、 下に約90度 |
ファインダー | – | 0.39型 235万ドット ポップアップ式 | 0.39型 235万ドット ワンタッチ ポップアップ式 |
動画記録 | 4K30p FHD120p | 4K30p FHD120p | 4K30p FHD120p |
スーパー スローモション | FHD 960fps | FHD 960fps | FHD 960fps |
手ぶれ補正(動画) | ●(光学+電子併用、 回転方向対応) アクティブ | ●(光学+電子併用、 回転方向対応) インテリジェントアクティブ | ●(光学+電子併用、 回転方向対応) インテリジェントアクティブ |
インターバル撮影 | ● | – | ● |
ピクチャー プロファイル | PP1-PP10 | PP1-PP7 | PP1-PP10 |
ワンタッチボケ | ● | – | – |
商品レビュー機能 | ● | – | – |
美肌効果(動画) | ● | – | – |
瞳AF(動画) | 人物のみ (4KとFHD120p不可) | – | 人物のみ (4KとFHD120p不可) |
リアルタイム トラッキング (動画) | ● (4KとFHD120p不可) | – | ● (4KとFHD120p不可) |
マイク | 指向性3カプセルマイク | ● | ● |
USB | マイクロUSB | マイクロUSB | マイクロUSB |
マイク端子 | ● | ● | |
HDMI | ● | ● | ● |
フラッシュ | ● | ● | |
マルチインター フェイスシュー | ● | – | – |
Wi-Fi | ● | ● | ● |
Bluetooth | ● | ● | ● |
NFC | ● | ● | |
USB充電・給電 | ● | ● | ● |
静止画撮影時間 | 約260枚 / 約130分 | 約220枚 / 約110分 | 約260枚 / 約130分 |
動画撮影時間 | 45分 | 35分 | 40分 |
動画連続撮影 時間制限 | 無し(※) | 29分? | 無し(※) |
起動時間 | 約1.6秒 | 約1.7秒 | 約1.3秒 |
サイズ | 105.5×60.0x43.5 | 101.6×58.1×41.0 | 101.6×58.1×42.8 |
重さ | 294g | 299g | 302g |
発売日 | 2020年6月19日 | 2018年7月13日 | 2019年8月30日 |
価格 | 94,000円前後 | 98,000円 | 135,000円 |
ZV-1 | RX100M5A | RX100M7 |
(※)自動電源高温OFF温度を「高」に設定した時(RX100M7で確認したところSDカードの容量(64GB)がなくなる約1時間連続撮影の確認はしました。)本体が熱くなるので三脚などを使って手持ち撮影はしない事をおすすめします。
※手ぶれ補正はZV-1はFHDはアクティブまでですが、RX100M7、M5Aはアクティブより強力なインテリジェントアクティブが搭載されていますが、ZV-1の方が安定しているとの記載があります。同じアクティブでも補正の強さが異なると思います。
ZV-1をソニストアで触って気になった点
画像と比較表だけで面白くないと思いますので、ZV-1をソニストアで触って気になった点を書いておきます。
基本的にVlogger向けに非常に良いカメラです。
しかし、ソニーストアでRX100シリーズと比べると以下の点が気になりました。
①若干、ボディがプラスティック感が気になる
②手ぶれ補正の効果がRX100M7クラスなので、歩きながらスムーズな映像を撮るためにはジンバルがあった方がいい。(購入して使いましたがRX100M7よりか手ぶれ補正は強くなっています)
③新機能の商品レビュー設定は、顔認識のオンとオフのようなので、RX100M7等も顔認識をオフ(FHDの時のみ)にすると同等の事が可能。
④手ぶれ補正はスタンダード、アクティブの2種類から選択可能ですが、電子手振れ補正なのでアクティブにすると画角が狭くなる。
⑤Vlogカメラと言うくらいなのでタイムラプス動画も本体から生成されて欲しいと思いますが、ソニーのカメラはインターバル撮影なのでタイムラプス動画を作るのにはPCなどが必要。
⑥自撮りで撮影している時は、タッチパネルでメニュー変更等できないので背面のダイヤルをいちいち触る必要がある。
⑦USBがマイクロUSB端子である。
⑧内蔵NDは相変わらず3段分なので、晴天時に開放でシャッタースピード1/60sなどで撮ると露出オーバーになる。外付けのフィルターを付ける事も考えたい。
個人的な見解ですが、このあたりはZV-1はいちから新開発したカメラではなく、RX100M5やM7ベースの車で言うマイナーチェンジみたいな感じなので、基本性能は同じなので仕方がないのかもしれません。

▲ZV-1におすすめのアクセサリーをまとめています。参考に。
その他関連記事
▼ZV-1について 先行展示を触って気になったことなど

▲ZV-1の特徴やソニーストアの先行展示を触って気になったことなど書いています。
RX100シリーズについて

▼RX100M7について

▼RX100M5について

コメント
この3つのどれを買うか迷っているのですが、値段を考えると、動画にも特化していて静止画もM5A並に撮れるなら、vlogはコスパがいいのでは。と単純に思っています。その考えについてはどう思われますか?
ただ、動画メインではなく、子どもの写真を撮るのがメインなので、このカメラが動画に特化していてRX100M5Aより静止画で弱いところがあるならば、困るなあと考えています。その点についてもアドバイスいただけたらと思っています。
コメントありがとうございます!
基本的にZV-1はRX100M5aを動画を撮影しやすいように改良したカメラだと考えて頂いて大丈夫です。
そのため、ボディを動画撮影向けに変えた感じになります。
しかし、ZV-1は動画性能やオートフォーカスの性能などは最新のSONYの機種と同等の性能になっています。(オートフォーカスの速さや正確さ、動画時の手振れ補正の強化など)
正直、写りに関してはかなり厳密にテストして見てみない限りは差はありません。
で、ZV-1は写真を撮るにはどうでしょう?という事ですが、僕はZV-1でもよく写真を撮ります。細かい設定で撮らない限りはZV-1でも大丈夫です。
一部、RX100M5aで設定できる静止画の設定(ダイヤルが一つ少ないとか、ISO限界値の設定やステップアップズームができないなど・・本当に細かい設定です)が省かれています。(省かれているのはいろいろ設定する人しか使わない機能がほとんどです。)
あとはファインダーが無いとかボディがプラスティック調になっているとかその辺りで価格を抑えていると思います。
本当に写真にこだわりの設定をしながら撮る場合以外でしたらZV-1の方が良いと感じます。