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GR IIIレビュー | 発売日からずっと使ってみた結果、完成度の高いスナップシューターだった

レビュー
この記事は約14分で読めます。

こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。

GRIIIを購入して約9ヶ月(発売日3月15日に購入)が経ちました。

後ほど書きますが、GRを購入したのは4年ぶりくらいです。

 

ストリートでのスナップが好きな僕としては、GRIIIを購入しないわけにはいけないカメラという存在でした。

今年購入したカメラ(GR含めて6台くらい・・)の中では1番と言っても良いくらい気に入っています。

ポイントGRIIIはシンプルな単焦点レンズのレンズの交換できないコンデジというシンプルなカメラです。

しかし、使ってみると開発者の意図が詰まった、そして撮り手側としてはそれをすんなりと受け入て使える道具だと気付きました。

そんなGRIIIのレビューを今まで使用してきてどんな感じだったか、良い点が多いですが悪い点なども含めてつらつらと書いておきます。

▲レビューなんてどうでもいい。GRIIIでどんな写真が撮れるかな?と気になる場合は上の記事に撮った写真を載せています。

記事の最後にも作例を載せておきます。

ここからは少し長文のレビューになりますがGRの良さを感じ取って頂ければと思います。

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GRIIIとは

まずレビューを書く前にGRIIIとはどんなカメラなのかを触れておきます。

GRIIIはカメラのカテゴリーで言うとレンズの交換できないコンパクトデジタルカメラです。いわゆるコンデジと言うやつです。

GRIIIはレンズの交換できないコンパクトデジタルカメラ

しかし、ただのコンデジと言う枠にはめるにはもったいないカメラであると僕は感じています。

GRの歴史は長くこのGRIIIはデジタルになってから(2005年)シリーズ7番目となるモデルです。フィルム時代からだとGRが誕生して25年近く経ちます。

そんなGRは常に進化をしてきて、前モデルのGRIIから約4年半の歳月を掛けて大幅なアップデートとなりました。

▼GRIIとの主なスペックの比較

GRIII GRII
センサー APS-C APS-C
画像処理エンジン GR ENGINE 6 GR ENGINE V
有効画素数 約2424万画素 約1620万画素
レンズ 4群6枚(非球面レンズ2枚) 5群7枚(非球面レンズ2枚)
焦点距離 28mm F2.8 28mm F2.8
ISO感度 SO100~102400 ISO100 ~25600
手ぶれ補正
シャッタースピード 1/4000 ~ 30秒、バルブ 1/4000 ~ 30秒、バルブ
AF方式 像面位相差検出およびコントラスト検出による

ハイブリッド方式

コンティニュアスAFなど
最短撮影距離 標準:約0.1m~∞、マクロモード:約0.06m~0.12m 標準:約0.3m~∞マクロ撮影時:約0.1m~∞
クロップ 35mm、50mm 35mm、47mm
RAW ●14bit
RAW現像
モニター 3.0型TFTカラーLCD約103.7万ドット 3.0型 透過型液晶、約123万ドット
タッチパネル
動画 Full HD 60p/30p/24p Full HD 30p/24p
インターバル
NDフィルター
センサークリーニング
USB充電 バッテリー充電本体に供給

USB Type-C

起動時間 0.8秒 1秒
撮影枚数 200枚 320
サイズ 約109.4×61.9×33.2 約117.0×62.8×34.7
重さ 約257g  約251g
GRIII GRII

と、こんな感じでGRIIIは大きな進化をしました。(GRからGRIIは確かマイナーなアップデートだった記憶があるので、余計に今回のアップデートは驚きでした)

 

ポイント①APS-Cセンサー

②28mm F2.8の単焦点レンズ

③有効画素数約2424万画素

④ボディ内手ぶれ補正搭載(4段分)

⑤ボディサイズが小さい

▲僕の中では上の点がGRIIIの中では関心事項でした。

 

そして、値段の事も触れておくと、コンデジとしてはそれなりの価格もします。

だいたい現時点で10万円前後です。

しかし、APS-Cセンサーのミラーレス一眼のボディに、単焦点レンズが付いてこの機能とサイズを考えると、まあ打倒と言う感じもします笑

これは割り切ったり、GRだからと言う点にも繋がりますね。

そのGRIIIの僕が感じる価値を紹介します。

 

その前にちょっと余談ですが・・・・

実は、僕は4年くらい前に写真を始めた時にGR(GRIIIの2つ前のAPS-Cになった時の)を購入した事があります。しかし、すぐに手放してしまいました。

それは写真に興味を持った当初の僕には退屈なカメラと言う印象しかなかったからです。

その時にGRを買った理由は、高校の頃によく見てたメンズノンノなどのファッション雑誌に編集者のカバンの中身紹介などでよくGRが載っていたから、その記憶がありカッコよくて憧れて購入しました。

そんな単純な理由で買ったのだから、中身はどんなカメラか知るわけもなかったのです。

高額なカメラで、ズームも出来ないし機能は写真メインで特に尖った機能があるわけでも無く・・・手放したGRですが、今の僕にはどう言うカメラの位置付けになったのでしょうか?

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GRIIIのレビュー

それではGRIIIのレビューを僕が使った目線で書いていきます。

GRIIIの良い所

GRIIIを使って良かった点は大まかに以下です。

①APS-Cなのにコンパクト

②モノクロが好きになる

③起動が速い

④単焦点レンズ

⑤デザインがシンプル

これらを含めてGRIIIにしか撮れない写真がある事に気づいたと言うか、撮っていてある感覚が生まれました。

GRIIIはこんなカメラだった

 

コンパクト×速い×単焦点レンズ

最高のスナップシューター

 

とにかく、自分の身体の一部のようなカメラです。

写真はこれだと思った時に撮れないと、完全に機会を逃してしまいます。

それがGRIIIは、純粋にその撮りたいを高い確率で残してくれます

 

さらにAPS-Cの大型センサーである事で納得のいく画質も生み出してくれます。

それではGRIIIの良いところを書いていくわけですが、記事で書くとなると上から順番に書いていかないといけない事にまず悩みました。良いところはたくさんあり、上から書くとその順番に良いと言う順位が決まりそうだからです。

なので順番は気にせずに笑

良い点① APS-Cなのにコンパクト

僕は写真に興味を持ち一眼レフからミラーレスなどいろいろとカメラを使ってきました。

そんな中、僕は手ぶら派身軽に写真を撮ることを好むようになってきました。

必然とカメラを選ぶ基準はボディサイズを重視します。もちろん自分に欲しい必要な機能が搭載されていてボディサイズも妥協しないといけない時もありますが、ボディサイズは重要です。

ポケットに入れば尚更最高なわけです。

まず、そのポケットに入ると言う要望をGRIIIは叶えてくれました

GRIIIのサイズは約109.4(幅)×61.9(高)×33.2(厚)mmです。

APS-Cのセンサーが搭載されているカメラの中では最も小さいカメラなのではないかと感じるくらいです。

レンズも沈胴式で電源オフの時にはボディの中に収納されるので厚みも薄く、ポケットにスマホと同じ感覚で入れて持ち運ぶ事が出来ます

重さも約257gとめちゃくちゃ軽いです。

常にカメラを持ち歩く僕にはこのサイズ感に慣れると、ミラーレス一眼を持ち歩くのがしんどくなってきて怠けてしまいます。

まあ、写真は撮れたらいいわけですからGRIIIは十分すぎます。

良い点② モノクロが好きになる

GRと言えばモノクロでカッコよく撮っているイメージが僕の中ではあります。

GRIIIを購入してからは、モノクロで積極的に撮るようになりました。GRと言うのはこういった人を洗脳する能力をも持ったカメラでもあります。笑

GRIIIにはイメージコントロールと言う、JPEGの色を変えれる画作りがありモノトーン、ソフトモノトーン、ハードモノトーン、ハイコントラスト白黒の4種類のモノクロが用意されています。

この出てくるモノクロのコントラストが凄く好きで、影となる暗い所はしっかり色を引き締めてくれて白の部分を逆に上手く引き出してくれています。これで撮り出すとハマってしまい辞めれなくなります。(中毒性があります)

特に使うのがハードモノトーンかハイコントラスト白黒で、だいたいデフォルトで僕はハードモノトーンで写真を撮っています。

僕のGRIIIの使い方①JPEG+RAWに設定して、イメージコントロールはハードモノトーン。

必要に応じて、カラーにしたい場合はだいたいポジフィルム調にボディ内でRAW現像します。

良い点③ 起動が速い

撮りた時にすぐに撮れる。

GRIIIは起動が速く電源オンから約0.8秒の高速起動。

これはストリートスナップを撮るものとしては最強の瞬発力を手にした感じです。

撮りたい瞬間があるのに、起動がもたもたしてたら撮りたい画も撮れません。

常にポケットに入れておいて、この瞬間と思ったらすぐに戦闘態勢に入っていないと間に合いません。

良い点④ 単焦点レンズ

GRIIIにはGRIIIに最適にチューニングされたGRレンズが搭載されています。

35mm換算で28mm F2.8という焦点距離、4群6枚の薄型光学系の単焦点レンズを搭載しています。

僕はズームレンズよりも単焦点レンズが好きです。

ズームが出来ないなんて不便と感じるかもしれませんが、スナップを撮っていると逆にズームが不便に感じるシーンが多々あります。ズームできると言う概念が頭の中にあり、どの焦点距離で撮ろうかと迷ったりしてしまい、結局いいシーンが撮れない時があるからです。(瞬間的に撮るスナップじゃなく、じっくり撮る時などはズームでもいいのですが)

でも28mmと言う広角の画角は非常に苦手でした。

▲28mmはだいたいiPhoneと同じ画角(iPhone 11は26mm)。

▲寄ると前ボケを活かして撮影も可能です。

▲こちらも寄って撮ったシーン。

▲こちらも寄って撮ったシーン

▲GRIIIは6cmまで寄れるマクロ機能も搭載しています。

GRを使っているとだんだん慣れてきました。
でも、やっぱり広角なのでもう一歩寄って撮った方が良かったと思うシーンも多々あるのでまだまだ慣れていない事もあります。
28mm以外にも、35mmと50mmのクロップ機能も搭載しています。最大15M(35mm時)、7M(50mm時)です。
後からトリミングという手もありますが、クロップして撮るのと全く違う構図になり極度なトリミングは不自然に見えるので、クロップ機能があるとはじめからしっかりした構図で撮る事が可能です。(トリミング前提の構図ならありですが)

良い点⑤ デザインがシンプル

GRIIIのデザインはシンプルです。GRのデザインは昔からあまり変わらない、GRと言えばこのデザインです。

GRIIIは一種の道具です。

その道具には無駄なデザインは必要ない。いつも持っていても飽きのこない、撮る事に集中できるデザインが気に入っています。これはGRだから許せるデザインでしょう。

デザインはシンプルでも、使用者の事はよく考えられて作られたカメラです。

▲コンパクトなボディなのにしっかり握れて手に馴染むグリップ。

▲ダイヤル周り。シンプルな構成ですが、前ダイヤルがある事で素早い変更が求められるスナップ撮影でも瞬時に絞りやシャッタースピードを変更出来ます。

カメラを握ったまま左手を添えずに、右手の人差し指と親指で操作できる範囲内にあるボタン配置が好きです。

これは使ってみたら分かりますが、このボタン配置はストレス無しに撮影できます。

▲シンプルにGRというロゴのみ。

GRのデザインは極限までシンプルですが、利用者の事を考えられた非常に使いやすいデザインに仕上がっています。

僕のGRIIIの使い方②僕はGRのストラップを底側に付けて、操作時にダイヤルに干渉しないようにしています。

その他の良い点

主な僕が好きな点は書きましたが、まだまだGRIIIの魅力があります。

これ以上書くと長くなるので、ここからは一気に書いていきます。

このコンパクトなボディに手ぶれ補正が内蔵されています。4段分ですが予想以上に助けてくれます。(動画の時も手ぶれ補正がオンできますが期待はしないでください笑。)ボタンのカスタマイズがなかなかいい感じにできます。これは素早く操作するためには大事です。ボディ内RAW現像ができます。RAWで撮っておくとGRIII内のイメージコントロールを後から変更できたりできます。タッチパネル対応です。フォーカスの操作やメニューの操作ができます。アプリでRAW転送ができるので、外出時にSDカードスロットを忘れた時に転送できます。NDフィルターが内蔵しています。マグネシウムボディなのである程度頑丈です。

僕のGRIIIの使い方③【カスタマイズについて】

Fnボタン:クロップ

ISOボタン(十字キー):NDフィルター

ドライブボタン(十字キー):ISO

ADJ :イメージコントロール、フォーカス、ドライブ、タイマー、モニターの明るさ

U1:ブラして撮る用に設定 シャッタースピードを遅く+NDをON

U2:タイムラプス用に設定

通常はPモードで撮影(素早くU1へ移動できる)

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GRIIIのデメリット

使っていてGRIIIのここがこうだったらよかったという点を書いておきます。

デメリット① バッテリーの持ち

まずGRIIIのバッテリーの持ちです。

公式アナウンスは200枚となっています。使用環境にもよりますが300枚持つ事もありますが、スナップとして1日の撮影で600枚近く撮る事もあり、必ず3個くらいはバッテリーが必要になります。

持ち物を減らしたい僕に撮ってはバッテリー1個でも増えるのは嫌です。

なのでもう少しだけでも次期GRはバッテリーの持ちを強化して欲しいです。

(モバイルバッテリーからタイプCで充電も可能です。)

デメリット② オーバーヒートしやすい

これは個体差があるかもしれませんが、熱暴走で停止する事が多々あるんですよね。

特に夏は酷かったのは記憶に新しいのですが、5月頃とか・・・いや11月頃まで頻繁に「高温」表示が出て停止していました。

コンパクトボディにボディ内手ぶれ補正などいろいろとボディに負担がかかる処理を行っているからでしょか?

特にバッテリーが熱くなっている印象がありました。

僕の写真を撮るモチベーションの熱は高くなってもいいですが、GRIIIは冷静でいて欲しいです。

デメリット③ 動画性能

GRIIIの動画は、FHD60pが撮れるようになり、手ぶれ補正も効くようになったようです。

しかし、実際に撮ってみましたが、やはり写真向けのカメラだったようです・・・・笑

▲GRIIIで撮った動画です。

僕は動画撮るのも好きなので挑戦し続けます。

デメリット④ 防水性能

次期GRで是非とも欲しい機能は防塵防滴です。

マグネシウムボディで頑丈なGRなので、さらに雨の中でも強いGRになれば僕は凄く喜びます。

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ギャラリー

GRIIIで撮影した写真です。

※Dayは基本的にハードモノトーン、ハイコントラストモノクロ、ポジフィルム調。NightはLightroomで調整しています。

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最後に

▲YouTubeにも同じレビューをアップしています。

長いので目次です。

1:21 購入理由

4:22 GRIIIについて

レビュー

7:52 良い点

19:45 悪い点

23:48 まとめ

コンパクトなカメラをよく使うようになり、GRの存在は僕の頭の中で年々増していました。

そんな時にGRIIIの登場という事で、迷いも無く購入しました。

それは間違っていませんでした。

購入からまだ9ヶ月ですが、飽きる事なく日に日に愛着感が湧いてきています。

この愛着はどこから来るのかと考えていた時に、今回紹介した内容もそうですが、GRというのはこの変化の激しいカメラ業界では珍しい存在で、ブレない軸を持っている

そう時代の流れに左右されない芯を持ったカメラだからなのではと感じています。

最強のスナップシューターという肩書きをコンセプトに。

その安定したブレない安心感が、スナップシューターが落ち着く愛着の湧くカメラだと感じてます。

自分の感覚(撮りたいと思う瞬間)と同時に反応してくれるGR。

GRは簡単にモデルチェンジしないカメラ。ボロボロになるまで道具として使っていくつもりです。

GRIII 限定モデル発売!「RICOH GR III Street Edition Special Limited Kit」
この記事を書いた人
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