こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
macOSが「Catalina」になり、「Sidecar(サイドカー)」という機能が追加されました。
この機能は、iPadの画面を2台目のMac用ディスプレイとして使えるようになりました。
ポイント・iPadを2台目のMac用ディスプレイとして使える機能
・スクリーンをミラーリングして両方のデバイスに同じコンテンツを表示させることも
早速、試してみました。
「Sidecar(サイドカー)」で、iPadの画面を2台目のMac用ディスプレイとして使う事によって、
例えばの話ですが、単体のデスクがL字のデスクに広がったイメージで作業スペースが大幅にアップしました。
また10メートルまでのワイヤレスで繋がるので、ちょっと気分転換にiPadだけ持ってソファで作業したりする事も可能です。
それでは「Sidecar(サイドカー)」でMacとiPadの接続方法とちょっとした使い方を書いておきます。
Sidecar(サイドカー)の接続方法
- iPadをiPad OSへ、MacをCatalinaへアップデートさせる
- iPad,Macを同じApple IDでログイン
- MacのAirPlayから接続
▲Sidecar(サイドカー)の使い方は、簡単に書くと上のような感じです。
MacのAirPlayから簡単に接続可能です。
Sidecarをワイヤレスで使う時の注意点
- 両方のデバイスで Bluetooth、Wi-Fi、Handoffが有効になっている。
- 両方のデバイスを 10 メートル以内に近づけて使う。
- iPad でモバイルデータ通信を共有していない。また、Macでもインターネット接続を共有していない。
① iPadをiPad OSへ、MacをCatalinaへアップデートさせる
まず最初の手順としてiPadを最新のiPad OSにアップデートさせます。
そしてMacも最新OSのCatalinaへアップデートさせます。
iPad OSの確認は「設定→一般→ソフトウェア・アップデート」から
Mac OSの確認は「Appleメニュー(左上の)→このMacについて」から
② iPad,Macを同じApple IDでログイン
iPadとMacを同じApple IDでログインします。
Sidecar(サイドカー)は、同じApple IDで認証されたAppleデバイスで動作します。
③ MacのAirPlayから接続
それでは最後にMacとiPadを接続します。
最新のOSにアップデートされ同じApple IDでログインされたMacとiPadを用意します。
▲Macのメニューバーの「AirPlay」を選んで
▲接続したいiPadを選びます。
▲これだけでMacとiPadはSidecar(サイドカー)で簡単に接続されます。
デフォルトでは2台のディスプレイが繋がった状態になっていて、トラックパッドでMacとiPadを操作できます。
▲こんな感じでMacBookのディズプレイにはChromeでブログを書き、iPadにLightroomを表示させて写真編集というように、デスクトップを広く使えます。
Sidecar(サイドカー)の使い方
①iPadに表示される画面の説明
②スクリーンをミラーリングして両方のデバイスに同じコンテンツを表示させる
スクリーンをミラーリングして両方のデバイスに同じコンテンツを表示させる方法は、メニューバーの「AirPlay」からミラーリングか個別ディスプレイにするか項目があります。
▲ミラーリングするとこんな感じでMacのLightroomをiPad上に表示してApplePencilで編集可能です。
③ディスプレイの配置を変える
今まで複数のディスプレイを使用のMacで使った事ない場合は、
左にMac、右にiPad
という画面配置になっています。
この位置関係を変更する事が可能です。
▲Apple () メニュー >「システム環境設定」の順に選択
▲「ディスプレイ」をクリックします。
▲「配置」タブを選択します。
ディスプレイの位置関係を決めるには、1 台のディスプレイを希望の位置にドラッグします。
配置を決めているときは、ディスプレイの周りに赤い境界線が表示されます。
④iPadの操作は基本ApplePencilで
Sidecar(サイドカー)でiPadに接続すると、iPadの操作は基本ApplePencilの操作になります。
指の操作は無効になります。
でも、以下の操作は可能です。
スクロールやその他のアクションのジェスチャを使う
以下のジェスチャは、Sidecar の使用時に特に便利です。
- スクロール:2 本指でスワイプします。
- コピー:3 本指でピンチインします。
- カット:3 本指で 2 回ピンチインします。
- ペースト:3 本指でピンチアウトします。
- 取り消す:3 本指で左にスワイプするか、3 本指でダブルタップします。
- やり直す:3 本指で右にスワイプします。
⑤Sidecar(サイドカー)のままiPadの画面に戻す時
iPadとMacの接続を切らないで、Sidecar(サイドカー)のままiPadの画面に戻したい時は、
▲iPadを上にスワイプして、ホーム画面に戻れます。
▲再び、Sidecar(サイドカー)の画面に戻る時はアプリをタップすると戻ります。
⑥iPad側の画面を広くする
iPadの画面上には左側と下に黒いバーが表示されています。
左側:サイドバー
下部:Touch Bar
これを表示させない方法や場所を変える事ができます。
メニューバーの「AirPlay」から「Sidecar環境設定を開く」から変更可能です。
⑦MacとiPad間を簡単に移動させる方法
ウインドウのフルスクリーンボタン
この方がウインドウをドラッグするよりも速く、ウインドウのサイズがディスプレイに合わせて調整されます。
⑧iPadのバッテリーを気にせずに使うには
Sidecar はワイヤレスでも使えますが、iPad を使用中も充電できるように、iPad に付属の充電ケーブルで Mac に直接接続するとiPadのバッテリーを気にする事なく使えます。
最後に
早速、macOSが「Catalina」になり、「Sidecar(サイドカー)」で、iPadの画面を2台目のMac用ディスプレイして使ってみました。
簡単に接続できるのが凄くいいですよね。
13インチのMacBook Proを使っていますが、iPadで画面がさらに広がるのは嬉しいですよね。
そしてミラーリングをすれば、Macで自分が操作して、打ち合わせの時などに相手に同じモノを見せる事もできます。
▼改めてSidecar(サイドカー)の使い方
- iPadをiPad OSへ、MacをCatalinaへアップデートさせる
- iPad,Macを同じApple IDでログイン
- MacのAirPlayから接続
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コメント
AirPlayがメニューバーに表示されていないので、その場合の表示方法も書いていただけると助かります。
コメントありがとうございます。
AirPlayがメニューバーに表示されていない時は
「システム環境設定」→「ディスプレイ」→「使用可能な場合はメニューバーにミラーリングオプションを表示」にチェックを入れて下さい。
記事にも追加しておきました。