こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
今回は画期的なフィルターシステムを紹介します。
それがこちらです。
これはH&YのREVORING(レボリング)と言いまして、今までのステップアップリングには戻れないフィルターシステムです。
一言で言うと画期的な「可変ステップリング」です。
ご提供品
こちらの商品はH&Y様よりご提供頂きました。
今回の記事ではREVORINGの簡単な紹介と実際に使ってみて良かった点と気になった点を書いていきます。
▲ここ1ヶ月くらいREVORINGを使わせて頂き、良かった点や気になった点を中心に動画にし、最後には少しですがREVORINGを使って撮った静止画や動画も用意しています。
実際に、どんな感じのアイテムか動画を見てもらった方が分かりやすいのではと思います。
それでは動画の目次は以下です。青い数字をクリックするとその場所から見ることが出来ます。
00:00 オープニング
02:01動画の内容
02:15 REVORINGの紹介
04:57 REVORINGの良かった点
05:31 良かった点① 取り付けがラク
07:22 良かった点②可変NDが使いやすい
09:09 良かった点③ REVORINGやNDの素材
10:06 REVORINGの気になった点①大きさ重さ
11:38 REVORINGの気になった点② NDのXムラ
14:42 REVORINGを付けて撮影した静止画と動画
REVORINGとは
このREVORINGとは、一言で言うと革新的な「可変ステップリング」です。
今年クラウドファンディングでも話題になり世界中で人気だったので購入された人や知っている人、興味を持っている人も多いと思います。
▲先月辺りから通常販売も開始しています。
補足クラウドファンディング分は、順次出荷中との事です。
サイズなどによって1月になる商品も出ているようです。
▲動画では「02:15 REVORINGの紹介」で話しています。
▲通常はこんなリングですが、
▲少しひねると絞り羽根みたいなモノが出てきます。
僕が提供して頂いたのは67-82mm径用のREVORINGです。この径のレンズにこれ自体が可変ステップリングなので、他のレンズにも素早く交換可能です。
今までは違う径のレンズにつける時はステップリングを何枚か用意しないとダメでした。
もうそれが必要なくなります。
しかも、めちゃくちゃ簡単に取り付け可能です。これは本当に画期的な商品です。
これは静止画撮影の時だけでなく、動画撮影時には可変NDは必要なアイテムです。非常に役立つアイテムです。
REVORINGは2種類
それではREVORINGの種類ですが、可変ステップリングの単体のみと
今回提供して頂いたREVORINGに可変NDとCPLが一緒になった商品があります。
REVORING単体
REVORING単体には以下のサイズが用意されています。
商品ラインナップ
・37-49mm(52mmフィルターを装着)
・46-62mm(67mmフィルターを装着)
・52-72mm(77mmフィルターを装着)
・67-82mm(82mmフィルターを装着)
・82-95mm(95mmフィルターを装着)
単体モデルは可変ステップリングのみで、通常のステップリングのように自分のフィルターを装着するタイプです。
REVORINGに可変NDとCPLが一緒になった
もう一つが、REVORINGに可変NDとCPLが一緒になったタイプで提供してもらっているタイプです。
商品ラインナップ
・REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 37-49mm
・REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 46-62mm
・REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 58-77mm
・REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 67-82mm
これはREVORINGとCPLフィルター、可変NDフィルター(ND3-ND1000)の3点が一体化したタイプです。
後ほど書いていきますが、予算等に余裕ある方はこちらをおすすめします。
この一体になっているNDが使いやすいです。
REVORINGとこのクラスの性能の可変NDフィルターとCPLフィルターを合わせて購入すると考えると打倒もしくはお得かと思います。
REVORINGが良かった点
それでは良かった点ですが主に3点お伝えします。
②NDが使いやすい
③材質素材が良い
①とにかくフィルターの取付けのストレスが激減
▲先ほどの動画の「05:31 良かった点① 取り付けがラク」で話しています。
これはもう動画を見てもらった方が早いです。
とにかく、僕は撮影の時のフィルター交換が動画撮影のジンバルのバランスを取るくらい手間がかかり嫌いです。
その問題を解決してくれました。
まさに時間の節約です。
フィルター交換のストレスからはほぼ解消されます。
またこの時期は手袋をしての撮影機会も増えてきますが、手袋をはめていても扱いやすいです。
②NDフィルターが使いやすい
先ほどはREVORINGの使いやすさを説明しましたが、今度は「REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 」の一体化タイプのNDフィルターについてです。
僕はいろいろなメーカーの可変NDフィルターを持っています。(実際にNDは購入前に試せる事がほとんどできないので、いろいろ買い漁っています笑)
このREVORINGに搭載されている可変NDは他のNDに比べて断然使いやすいのが特徴です。
動画では「07:22 良かった点②可変NDが使いやすい」のところです。
率直な感想は提供品だからとかではなく、かなり使いやすいです。
色被りが少ない
▲先ほどの動画ではこの事を説明し忘れましたが、もう一つのチャンネルにはREVORINGを付けて撮った動画をα7SIIIにSIGMMA 24-70mm f2.8 DG DNの組み合わせで撮影しています。
「00:56 Footage. I attached REVORING and handheld shooting a video with a7S III.」
若干、イエローより被りますが解像度などの劣化はほとんどなく、色被りは編集時のカラーコレクションで対応できる程度です。
NDを購入する時に、この部分はかなり気になりなかなか分かりにくですが、いろいろ使ってきた中では極めておすすめ出来ます。
ハードストップ とガイドピン
ハードストップとガイドピントは高価なタイプの可変NDにはよく搭載されていますが、このREVORINGの可変NDフィルターにも搭載されています。
ハードストップは「MAX」と「MINI」で止まる構造のストッパーがあり、使用時に10ストップ(ND1000相当)を超えるのを防ぎます。最小値は1.5段分(ND3相当)で止まるよう設計されています。
またCPLに加えて、Vari. NDにもガイドピンがあり、フィルターの回転が簡単にできる使いやすい構造です。
段数が一眼で分かる
▲この段数表示は非常に気に入っています。
▲普通の可変NDなら写真のようにラインで刻まれている事が多いです。
しかし、REVORINGは「最小」と「最大」の間でND濃度の数字が刻印されています。2-5の数字が刻印されていて、2(ND4相当)、3(ND8相当)、4(ND16相当)、5(ND32相当)を表しています。
また、動画の8:13くらいから説明していますが、一般的なねじ込みタイプの可変NDフィルターはレンズに取り付けた時に、このメモリが下にいって見えにくい事がありNDの調整に苦戦する事があります。
REVORINGは取り付け後も回転できるのでメモリを常に見やすい位置に持って来れます。
③素材も素晴らしい
このREVORINGは材質もこだわりがあり建材にも使用される強度の高い6063アルミニウムが使用されていて高い耐久性があります。
こちらのフィルターも高品質なガラスと防汚、防水、防傷ナノコーティングテクノロジーが適用されています。 そして、動画の9:31でも実演していますが、コーティングにより水滴が付いても1か所に集まり、レンズクロスで簡単に除去できます。
強度の高いコーティングで剥がれの心配がなく、ガラスに頑固な汚れを残すこともありません。
フィルターと言えば注意していても指紋とか付いてしまいますが、柔らかなクロスが有れば気持ち良く拭き取れます。
REVORINGの気になる点
ここまでは僕が使ってみて、REVORINGの良い点を中心に書いてきました。
ほとんど僕が使っていて欠点は感じられませんでしたが、若干気になるところがあったので書いておきます。
①少し大きい・重たい
REVORINGは可変ステップリングなので、そのサイズのラインナップの最大径のレンズで使う時でも少し大きく感じます。
そのため、最小の径のレンズに付けるとかなり大きく感じます。
ND使う時は三脚などに固定して使う事も多いと思いますが、手持ちの時などは大きく重たく感じます。
動画撮影でジンバルを乗せる時は重さが変わってきますので注意が必要です。
僕が提供して頂いている一番大きな「REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 67-82mm」は重さが約136gあります。(動画では10:26辺り)通常の82mmの可変NDフィルターはステップリングを組み合わせても80gないくらいなので、重さも大きさもそれなりにあります。
②ND3−1000までですが、広角ではMAXはXムラが出ます。
続いては可変NDフィルターのXムラの件です。
このNDフィルターはND3からND1000までの広い域でのNDをカバーできます。
しかし、これは使うレンズの焦点距離によって使える濃度が変わってくるので注意が必要です。
ND1000までと書いていますが、広角レンズではXムラが現れます。
▲こんな感じでSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Artの24mm側でMAXにメモリを持っていくとXムラが出ます。
これは可変NDフィルターの構造上、広い範囲の濃度をカバーしている可変NDフィルターはこのREVORINGに限らず出てきます。(ND32くらいまでの可変NDには出ないと思います。もしくはストッパーでそれ以上いかないにようになっています)
望遠側の70mmでMAXを使うとやや解消されてきます。もっと望遠を使うと大丈夫でしょう。
ND1000までと書いていますが、広角側では4段分くらいが打倒に使える範囲かと思います。
動画では11:38 辺りでSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Artで24mmと70mmでテストしています。
以上が僕がREVORINGを使っていて気になった点です。
最後に
ここ1ヶ月くらいこのREVORINGを使わせて頂きました。
特に紅葉時期ともあって、僕は静止画、動画共によく撮影して遊んでいますのでこのような画期的なアイテムは非常に役立ちました。
レンズを交換しても同じフィルターをストレスなく付け替えできます。またCPLフィルターも搭載しているので晴れた時の紅葉の撮影の反射も抑えてくれました。
あとは、静止画だけでなく動画撮影のアイテムにはこれを使うと他のNDフィルターには戻れなくなります。
若干、広角レンズで使うと晴天時に開放で撮るのは厳しいのでND2やND4などを事前に取り付けて使っています。
僕の使い方としては、ほぼ満足のいくフィルターシステムでした。
かなり受注が集中しているようで、今注文すると1ヶ月くらい待つ状態だそうです。しかし、撮影時のフィルター交換にストレスを感じている方にはおすすめです。
▲通常販売も開始しています。
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