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夜景の撮り方 綺麗に撮る方法 | カメラの設定やポイント

How to
この記事は約11分で読めます。

こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。

カメラを購入するとスマホとは違っていろいろな撮影表現ができて、綺麗な夜景も撮ってみたいと思ったりもしてくるのではないでしょうか?

僕もミラーレス一眼を購入してから一番ハマったのが夜景撮影でした。

なんだか夜景は難しいと思っているかもしれません。

実は慣れたら非常に簡単なのです。

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カメラを始めると夜景撮影は憧れでした

SONY α6500

SONY RX100M5

▲上のような都市夜景や車の光跡を残す長時間露光などめちゃくちゃ好きでよく撮っていて、いつも夜の街に出かけてはビルの展望フロアや歩道橋など色々と街の夜景スポットを探して撮り歩いていました。

こういった写真はコツを掴むと簡単に撮れるようになります。慣れるまで少し時間やカメラの設定に理解が必要になってきますが、僕も苦労した一人なので撮影方法を紹介します。

では、長くなりましたが順番に説明していきます。

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撮る方法を変えた事で綺麗になる


▲カメラを始めた頃はこういった写真をよく見かけて、似たような雰囲気になるように独学で色々試行錯誤していました。

僕はかなりカメラの用語も基礎もありませんでした。

ネット上にある色々と書いてある記事なども見ましたがあまり理解できずに悩みながら写真を撮っていて、色々と時間をかけて今の撮影方法にたどり着きました。(僕は基本的に写真撮影や編集方法には適正なモノはあるかもしれませんが、個人で楽しむ場合は表現なので正解はないと思っています。)

そんな感じで撮っていたので、まずは以下の方法に変えた事を紹介します。

僕が最初にしていた事

僕が初期の頃に夜景を撮る時にしていた事は以下です。

・手持ち撮影

・JPEGで記録

・編集なし

この方法は、写真を始めた頃は必然と知識がないのでこんな感じで撮ってしまいがちです。

これでも夜景は撮れますが、この方法だと他の上手な人の綺麗な写真を見ると、自分の写真が全くもの足りなく違和感しかありませんでした。

もう1ランク上の写真を撮ろうと思うと以下の方法がおすすめです。

試行錯誤して変えた事

綺麗な夜景を撮るためには以下の方法に変える事で撮れるようになります。

ポイント①手持ちから三脚使用

②JPEGでの記録からRAWデータ

アンダー気味に撮る(撮影の設定)

④編集なしから編集する

以上の4点を気を付ける事で綺麗な夜景写真が撮れます。

実際には④の編集の工程があるので撮れるという言い方は語弊がありますが、綺麗な写真に仕上げる事ができます。

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綺麗(高画質)に夜景を撮る撮影方法

それでは綺麗に夜景を撮る方法を、僕の失敗談を元にできるだけ簡潔に書いていきます。

この記事では上の①から③までの夜景を撮る方法を説明して、次回の記事で④の編集方法について説明します。

①三脚を使う

夜景を撮る方法は、手持ちで撮るか三脚を使って撮るの2パターンがあります。

▲こういった街中で撮るストリートスナップの場合は機動性が大切なので手持ちで撮った方がいいです。

▲しかし、今回のテーマは綺麗に高画質に撮る方法なので三脚を使って撮る方法を紹介します。

手持ち撮影と三脚を使って夜景を撮影する良い点を下の表で簡単にまとめてみました。

手持ち 三脚
画質
機動性
写真の表現

三脚を使うと移動する時も荷物になり邪魔に感じる事もあります。

そして、写真を始めた頃はカメラに高いお金を出して、さらに三脚も購入しないといけない。

そんな感じで三脚を使うのを辞めるかもしれませんが、高画質なノイズの少ない写真を残そうと思うと三脚を使う事をおすすめします。

▲小さい三脚なので持ち運びに便利

▲軽くて操作が簡単

▲カーボン製

三脚と手持ちで撮った夜景の違い

手持ち

▲手持ち撮影の場合 F2.8シャッタースピード1/30秒 ISO2500

三脚使用

▲三脚を使用した場合 F11 シャッタースピード15秒 ISO50

上の写真2枚は手持ちで撮った写真と三脚を使った写真です。

手持ちの方が画質がザラザラしています。これはカメラの設定のISO感度が高いからで。

三脚を使う事で得られるメリット

三脚を使う事で以下のメリットがあります。

ポイント・カメラを固定できる

三脚を使うメリットはカメラを固定できる事です。

夜になるとカメラは明るく撮ろうとして、ISO感度は高くなりシャッタースピードは遅くなります

この時に

ポイント・シャッタースピードが遅くなると手振れしやすくなる。

・ISO感度が高くなると画質が荒くなる

そこでカメラを三脚に固定すると以下のメリットがあります。

・シャッタースピードを遅くしてもブレない

・ISO感度を低く設定できる

・F値を絞れる(大きくできる)

という事で、シャッタースピードやISO感度やF値などの設定は後から説明するとして、まずは三脚を使って撮影する事をおすすめします。

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②RAWで記録する

続いてRAWで記録しましょうという内容です。

RAWと言う言葉に苦手意識がある方もいるのではと思います。

実は僕はこのRAWで撮る事を最後の最後までしてこなかった人です。

今思えば始めからRAWで撮っておけば良かったと後悔するほどでした。

ポイントRAWで撮る理由は最終的に写真を編集する人向けです。

こういった明るい夜景の写真を見る事があると思います。

こういった写真はほとんど100%撮影者がPCやスマホのソフトで明るさや色を調整しています。

これに関しては無編集と編集派に分かれると思いますが、以下のRAWについて少しでも理解してもらえると、編集する意味が分かるのではと思います。

RAWとは

簡単に言うと、

ポイントRAWはカメラ内で色付けなどしていない生のデータです。

カメラに表示される写真で見るJPEGデータはカメラが色つけなど調整したデータです。

JPEGは撮影したカメラが色付けや明るさなどを瞬時に調整しているものです。なのでメーカーやカメラによっても色味などが違うのはそのせいです。(メーカーの設計者が色をつけたもの)

簡単に言うとRAWは、カメラ内で処理されている前のデータです。それを記録して自分で編集することがRAW現像です。

カメラが編集してくれるか自分で編集するかなのです。

【RAWとJPEGを簡単に説明】

JPEGは編集しにくい。編集前提ならRAWで記録する

 

料理に例えると、自分で材料を買って味付けする(RAW)か、出来上がった物(JPEG)かの違いです。

 

出来上がった料理は後から自分好みの味を変更しにくいのと同じで、カメラ内で加工されたJPEGは後から編集しにくです。

なので、写真の編集などを前提にしている場合はRAWで記録することをおすすめします。

不安な場合はJPEG+RAWで記録しておくといいです。

編集前提ならRAWで記録しよう

RAWはカメラが色つけしていないデータなので、情報量が多く編集前提に向いています。

以下の写真はRAWとJPEGの写真ですが、真ん中のビル群と空の境目や右下のマンションのオレンジのライトなどに階調の差が出ていると思います。また拡大するとJPEGの方が情報量が少なく無理に明るさや色を変えているので画質が荒くなっています。

▲RAWデータから編集した写真

▲JPEGデータから編集した写真

以下から上の2枚の写真の元データをダウンロード可能です。Lightroom等で明るさや色をおもいっきり変えて試して遊んで見てください。違いが分かると思います。

ダウンロード

このRAWで撮る事は、次回の記事で書く予定の写真の編集方法で活きてきます。

今はRAWの現像に対応したアプリやソフトが沢山リリースされていて、iPhoneの標準の写真アプリでもRAWは編集できます。なので、今までJPEGで写真を編集してきた人はRAWで撮って編集する事をおすすめします。

不安な場合はJPEG+RAWで記録しておくといいです。

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③撮影の設定

先ほど①のところでお伝えした三脚を使って撮る時の設定です。

三脚を使う時の注意点

設定の前に三脚を使う時の注意点を書いておきます。

・必ずセルフタイマーかレリーズを使う

シャッターボタンを押す振動で写真がブレるのでタイマーかレリーズでシャッターを切るようにします。

・手ぶれ補正を切る

三脚を使って固定している時に手ぶれ補正をONにしていると誤作動が起きる可能性があると言われていますので切るようにしておきましょう。

カメラの設定

撮影モード 絞り優先 or マニュアルモード
絞り F8からF11くらい(絞る)
シャッタースピード 1秒〜30秒
ISO 100前後(できるだけ低く)

あくまで目安のためにこんな感じで撮りますよと言う値です。撮影する環境によって数値は変えてください。

マニュアルモードが難しい場合は、シャッタースピードをカメラが自動で決めてくれる絞り優先モード(AモードまたはTvモード)で撮るといいです。

アンダー気味に撮る

といっても、上で表示した数字だけ見せられてもパッとしないと思います。

撮影場所やカメラによっても設定が変わってきて、これで撮りなさい!と言う値は一概には言えないので、これは何回も撮影して経験で分かってくる事になります。

しかし、少しアドバイスをすると撮影するときにカメラのディスプレイに以下の明るさになるような感じに設定してみてください。(RAWで撮る時です)

F8 シャッタースピード8秒 ISO100 (SONY a6500)

F6.3 シャッタースピード15秒 ISO125 (SONY RX100M5)

▲これ実は冒頭でお見せした2枚の写真です。

僕の経験上、夜景を撮影するときはできるだけ暗めに(アンダー)気味に撮るようにします。

白とびは治せないから

その理由は、夜景は特に明るい所と暗いところの差が激しく(例えば車のライトや看板は凄く明るくライトが当たっていない所は暗い)、特に編集時は明るく白とびした部分は戻りません

そのためカメラの性能にもよりますが、できるだけ明るい所が白とびしていないくらいまで明るさを下げます。

僕が設定する順番は以下です。カメラを三脚に設置して。

・ISOは出来るだけ低く

・絞りF値はF8からF11くらい(絞った方が解像度が上がる。センサーにより異なる)

・それに合わせてシャッタースピードを決める(車の軌跡を長くしたい場合はNDフィルターで調整)

先ほどの上の暗い写真のようになると、露出のメータが-1から-2までになるのが目安です。

それ以下に露出が下がると、今度は黒い部分が黒つぶれして戻らなくなります。

▲これは暗すぎでしょ!と思うかもしれませんが・・・

▲RAWで撮っているので、編集時に明るさを上げるとここまで戻ってきます。(これがRAWで撮るメリットです)

真ん中上の看板は非常に明るく、この時撮った1型センサーのSONY RX100M5では限界がありましたが・・笑

次回はアンダー気味に撮った写真の編集を紹介します。

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まとめ

と言う事で、今回は夜景を綺麗に撮る方法をお伝えしました。

ポイント①手持ちから三脚使用

②JPEGでの記録からRAWデータ

アンダー気味に撮る(撮影の設定)

少し最後の設定あたりは難しいく分からなくなったかもしれませんが、少しずつ経験を積んで撮影してみて下さい。必ず慣れてきて夜景撮影って意外と簡単なんだと思ってきます。

次回は、上の写真になるように編集方法をお伝えします。

▼追記(2020.5.12):夜景のRAW現像方法をアップしました。

Lightroomで夜景をRAW現像する方法
前回の記事では夜景の撮影方法を紹介しました。 参考

今後、自分の色味に調整したりするレタッチやプリセットの作り方編もUP予定です。

この記事を書いた人
Yuu

趣味で写真や動画を撮りながらブログやYouTubeアップしています
詳細はaboutより

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コメント

  1. sasa より:

    初心者でも理解しやすかったです!お手本の写真もめちゃめちゃ綺麗です!!
    露出のメータの設定や忍者レフ板などもあまり載せている方が少ないのでとても参考になります!

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