こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
ソニーの高級コンデジRX100M7を使い始めて4ヶ月くらい経ったので改めてレビューを書いてみます。
カメラは基本的にコンパクトなタイプが好きで、なおかつ画質も面妥協しないカメラが好きです。
僕は初代RX100からRX100M6まで使ってきて、M7が発売されたので買い替えでの購入になります。
このRX100M7は、コンパクトで常に持ち歩きたいカメラを探している人にはオススメです。
コンパクトだけでなくソニーの最新のミラーレス同等の機能が搭載されて、写真や動画も快適に撮れるカメラに仕上がっています。
そう・・コンパクトなカメラなのに、快適に写真や動画撮れます。
今回はその辺りを中心に、今まで使ってきて感じたことを書いていきます。
▼開封など気になる方は以下の記事も参考に
RX100M7のレビュー
RX100M7は、先ほど書いたように写真も動画も優れた性能を持っていますので、その両方から特徴を書いておきます。
今回は基本のスペックや外観の詳細は、最初のファーストインプレッションで書きましたので気になる方は下記の記事を参考に。
参考
▼ファーストインプレッション
▼RX100シリーズの比較記事
RX100M7の写真性能が優れている3点
それではRX100M7の写真性能が優れている点を3点ピックアップして紹介します。
使っていて特に良いと思う点
①コンパクトボディに24-200mmの高倍率ズーム
②ピントが合わせやすい
③RAWで撮ると編集に強い
①コンパクトボディに24-200mmの高倍率ズーム
このコンパクトなボディに24-200mmの高倍率ズームレンズはかなり便利です。
RX100M6からこのレンズの仕様になり、始めの頃は暗くなって望遠なんか必要ないと思っていましたが、あるとやっぱり便利です。
実際に24-200mmを使ったらこんな感じです。(動画も同じように望遠使えますので望遠についてはこの写真のところで紹介します)
シーン1
▲これが広角24mmです。
▲これが望遠200mmです。
どうですか?笑 遠くまで撮れますよ!
▲これも同じようにここまで写ります。
シーン2
▲望遠使って圧縮効果な写真が楽しめます。
シーン3
▲ストリートスナップでも活躍します。
欲しい部分だけ切り取って遊ぶ事もできます。
シーン4
▲動物園など遠くにいる動物もこんな迫力で撮れます。
シーン5
▲200mmで撮ると1型センサーでも背景がこんなにボケますよ。
ミラーレスでは単焦点ばかり使っていますが、高倍率ズームが便利だと実感させられました。
②ピントが合わせやすい 4点
RX100M7のオートフォーカス性能は、ソニーの最新のミラーレスに搭載されている技術を搭載していて、言葉では伝えにくいですが以下の点が優れています。
ポイント1.オートフォーカススピード世界最速▶︎0.02秒
2.AIを活用したリアルタイムトラッキング
3.高速連写
4.シャッターボタンを押すだけで瞳にピントを合わせ続けてくれる
1.オートフォーカスが速い
▲狙った被写体を撮りたい時に、AF速度が0.02秒とシャッターボタンを半押しした瞬間にピントが合っています。
2.リアルタイムトラッキング
▲素早いペンギンをリアルタイムトラッキングと高速連写を使って撮影しました。
▲シャッターボタンを半押しするとトラッキングで追いかけてくれます。そして良いタイミングシャッターボタン押すと動きものも簡単に撮れます。
リアルタイムトラッキングは、AF-Cにしてフォーカスエリアを「トラッキング」に設定またはカスタムキーに「押す間トラッキング」を登録すると作動します。
3.高速連写20コマ/秒
▲実際はピント合わせとは少しズレる内容ですが、高速連写でシャッターボタン押しておくと、連写しまくってくれます。
最高20コマ/秒連写で、押し続けると100枚くらい直ぐに撮ってしまいますので要注意です。
フォーカスの性能も合わさってとにかく動く被写体には強いカメラです。
4.瞳AFが凄い!人間にも動物にも対応
▲またもや動物の写真ですが、人間と動物の瞳AFに対応しています。
人を撮る時などしっかり目にピントをシャッターボタン半押しにすると動いていてもリアルタイムで合わし続けてくれます。
③RAWで撮ると編集に強い
ここまでいろいろとRX100M7の写真性能を紹介してきましたが、1型センサーだから画質面も妥協しないしっかりいい画が撮れます。
▲RAW現像前。
▲RAW現像後
▲RAW現像前
▲RAW現像後
写真性能のまとめ
ボディはコンパクトでも、ミラーレスの最新機能を最大限に取り入れた妥協しない写真機です。
ポケットに入れて取り出したらすぐにピントが合って文句なしです笑
RX100M7の動画性能が優れている 6点
次は動画性能の優れている点も紹介しましょう。
▲これはRX100M7で撮った動画です。こんな感じでRX100M7は動画も撮影する事が可能です。
ちょっと多いですが動画機として良い点 6点を紹介します。
①動画の画質がいい
②AF性能
③VLOGに向いている
④4K動画でも手ぶれ補正が強くなった
⑤小型のジンバルに載せれる
⑥インターバル撮影が可能に
①動画の画質がいい
動画は4K30pまで記録できます。
そしてピクチャープロファイルを設定する事でカラーグレーディングに適した撮影設定が可能です。
先ほどの動画はピクチャープロファイルPP10(HLGハイブリットログガンマ)で撮って、編集やグレーディングはiPad ProのLumaFusionと言うアプリで行いました。(同じことがiPhoneでも編集可能です)
②AF性能
オートフォーカスの性能が写真と同様にリアルタイムトラッキングや瞳AF(人間のみ)にも対応しています。
他には、タッチトラッキングを設定すると、画面でタッチした被写体を追いかけてくれます。
しかし、この動画撮影時のリアルタイムトラッキングや瞳AFは4KとFHD120pには対応していません。
▲4KやFHD120p撮影時には顔認識や瞳AFは自動でオフになります。
③VLOGに向いている
RX100M7は今流行のVlog撮影にも適していて、自撮り可能かつ高級コンデジとしてこのクラスのカメラでは初めてマイク端子を搭載しています。
マイク端子がないのでYouTuberは敬遠しがちでしたが、RX100M7は非常に人気です。
▼RX100M7用に使っている小型マイクのレビュー
④動画の連続撮影時間が30分以上に
動画の連続撮影時間が30分以上に可能になりました。
高温になると5分で自動的に電源が切れるようにデフォルトではなっていますが、設定の「自動電源高温OFF温度」を「高」に変えるとSDカードやバッテリーがなくなるまで撮影可能です。
RX100M7で確認したところSDカードの容量(64GB)がなくなる約1時間以上の連続撮影の確認はしました。特に4K撮影時は本体が熱くなるので三脚などを使って手持ち撮影しない事をおすすめします。
⑤4K動画でも手ぶれ補正が強くなった
▲RX100M7では4K動画撮影時に手ぶれ補正のアクティブが使えるようになりました。
今までのRX100シリーズの4K手ぶれ補正はスタンダードのみでした。
画角はスタンダードより狭くなりますが、手持ち撮影できるレベルの手ぶれ補正に進化しました。
⑥小型のジンバルに載せれる
RX100M7は綺麗な映像が撮れるので、さらに綺麗な映像を撮ろうと思うとジンバルに載せたくなります。
ボディが小さいのが良い点は、コンパクトなジンバルにも乗る点です。
RX100M7と小型ジンバルを持ってシネマティックな映像を簡単に撮ることが可能です。
追記 ワイヤレスシューティンググリップ GP-VPT2BT(2020年1月31日発売)
ワイヤレス対応のシューティンググリップです。
防塵・防滴にも配慮した設計。Bluetoothに対応したことによりカメラ本体の端子カバーを開ける必要がなく、システムとしての防塵・防滴性能も維持。屋外など撮影環境に左右されず撮影できます。
大きさ:[グリップ状態]約 幅49.5×高さ173.0×奥行42.0mm
[三脚状態]約 幅146.5×高さ133.5×奥行163.0mm
質量:約215g
最大負荷:1.5kg
付属品:キャリングポーチ、リチウムコイン電池(CR2032×1)
対応機種:α9 II / α9(*) / α7R IV / α7R III(*) / α7 III(*) / α6600 / α6400(*) / α6100、RX100 VII / RX0 II(*)
⑦インターバル撮影が可能に
RX100M6ではインターバル撮影ができなくなってしまったのでタイムラプスを撮る時リモコンを使わないと撮れませんでした。
参考
(旧ブログに移動します)
RX100M7ではインターバル撮影が可能になったので、タイムラプス動画を作る事が可能になりました。
(タイムラプス動画を作るには、専用のソニーのアプリかPCで編集ソフトを使って作成する必要があります。カメラ本体ではタイムラプス動画は作成されません)
▼タイムラプス動画を作成する方法
(▲ソニーのソフトを利用する方法)
(▲僕がいつもタイムラプスを作っている方法)
以上が僕がRX100M7を使っていて優れている点です。
RX100M7の気になる点
RX100M7は色々と搭載されていて、使い勝手のいいカメラですが、個人的に欲しい要望を書いておきます。
①内蔵NDフィルターが欲しい
動画を撮ったりちょっとシャッタースピードを落としたいシーンではNDフィルターが必要になるんです。
その為に、静止画を撮ったり動画を撮ったり、タイムラプス撮ったりしていると、外しては付け替えて外しては付け替えと、ちょっとしたシーンでも欲しいシーンがあるので手間がかかります。
そして、動画用に可変ND、タイムラプスで昼間に人などをブラす時にND400を使うので荷物が増えてしまうのです。
RX100シリーズに内蔵NDフィルターという概念がなければ諦めがついていましたが、M5までは搭載されていたから余計に残念です。
②タッチパネルをメニューなどの操作にも対応して欲しい
ソニーの最近のカメラにはタッチパネル搭載をしてきていますが、他社と違いメニュー操作は非対応なので、是非メニュー操作も対応にして欲しい。
③やっぱり明るいレンズが欲しい
やっぱり僕は夜に撮ることも多いのでISOを抑えたいので明るいレンズを搭載したRX100シリーズを再び出して欲しいです。
④連写後の読み込み
これは処理能力やSDカードの問題があるかもしれませんが、高速連写で何十枚も写真を撮った時に読み込み時間がそれなりにかかり、読み込み時にドライブモードの変更ができないので、すぐに撮りたい被写体が来ても、また連写で・・・と、下手したら永遠に読み込みになってしまいます。
なので、連写後すぐにのドライブモードの変更や動画撮影が出来るようにして欲しい。
⑤防塵防滴
このボディのサイズでは難しいかもしれませんが、雨の中の撮影も好きなので防塵防滴が欲しいです。
⑥バッテリーは最低2本は持ち歩きたい
コンパクトボディなので仕方ないですが、動画をよく撮る人なら尚更です。
予備バッテリーは必須です。
⑦リアルタイムトラッキングや瞳AFは4KやFHD120pには対応していない
先ほども動画のところで触れましたが、RX100M7の動画撮影時のリアルタイムトラッキングや瞳AFは4KやFHD120pには対応していません。
通常の撮影モードでも4KやFHD120p録画開始時には顔認識や瞳AFはオフになります。
ちなみにミラーレス一眼のα6600は4K動画にも対応しています。(FHD120pには対応していません)
⑧USB-Cになって欲しい
いまだにUSBがMicro USBなのでTYPE-Cになって欲しいです。
ケーブル類をまとめたい・・・
この気になる点は、ファーストインプレッションの時と同じで、長期使っていてもこの部分は気になります。
RX100M7で撮った作例
RX100M7で撮った作例です。普段はJPEGで残さないのでRAWから現像した写真になります。
現像はiPhoneのLightroomで行っています。
▼作例はこちらのページにも追従アップしていっています。
最後に
初代からRX100を使い続けてきて、RX100M7はオールラウンダーな高級コンデジに仕上がってしまったと実感できます。もう大袈裟ですがRX100M7の右に出るオールラウンダーなカメラは無いのではと感じます。それくらい最強のコンデジです。
普段からポケットやカバンに入れて持ち運ぶのにも最適だし、旅行にも最適なカメラです。
去年の紅葉シーズンは、京都にRX100M7だけ持って何回も紅葉を撮りに行きましたが、最高に軽くて楽でした。(作例に紅葉が多かったのはそのせいです笑)
▼こちらからは僕が普段RX100M7をどんな使い方をしているか記録に残しています。
価格も妥協しないカメラですが、常に持ち歩いて使うと考えたら安いかな・・・??笑
やっぱり高いですが、他には無い性能が詰め込まれたコンパクトでなんでもできるコンデジが欲しい人は、RX100M7はオススメの1台です。
こちらの記事もどうぞ!
▼RX100シリーズについて分かる記事
▼オススメの高級コンデジ
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