こんにちはYuu(@yuu_u1)です。
RX0 IIを購入して数日が経ちました。サイズ感的には非常に気にっていますが、やはりコンパクトさゆえに機能や操作を犠牲にしている面は多々見受けられます。
↑購入前に書いたこちらの記事ですが、ほぼほぼこの点が少しデメリットさを感じています。
RX0 IIのオートフォーカスはAF-Sのみ
今回の記事ではRX0 IIフォーカスの事について書いていきます。
初代のRX0を持っている人からしたら、今更感はありますがRX0を使った事がなかったので少し驚いています。
フォーカスの項目の詳細
RX0 IIのフォーカスの種類は3個用意されています。
- (シングルAF)
- (プリセットフォーカス)←動画撮影時のみ
- (マニュアルフォーカス)
メニュー詳細
- (シングルAF):
- SHUTTER/MOVIEボタンを半押しして、自動でピントを合わせる。SHUTTER/MOVIEボタンを半押ししている間は、ピントが固定される。動画モードで撮影開始前に[シングルAF]でピントを合わせたあと、撮影中はこのピント位置で固定されます。
- (プリセットフォーカス):
- 広い範囲で良好な解像度が得られるピント位置で固定される。細かなフォーカス操作をせずに動画を撮影できます。被写体までの距離が近い場合は、NEARモードを使います。動画撮影時のみ選択できます。
- (マニュアルフォーカス):
- ピント合わせを手動で行う。
上のフォーカスの種類を見てもらうと分かりますが、RX0 IIのオートフォーカスには「AF-S(シングルAF)」しか搭載されていません。
つまり、シャッターを半押ししてAFを固定してしまうとAF-Cはないので動いている被写体には追従してくれません。
これは静止画だとさほど問題ないのですが、動画時のAFに少し問題が出てくると思います。
動画のオートフォーカスがAF-Sのみだとこうなる
動画撮影時にAF-Cがないと上のような動画になります。
上の動画を例をとって話すと、撮影前に腕にピントを合わせて撮影します。そして別の場所にアングルを変えたとします。この動画では遠くの風景に変えます。そうするとAF-Sなので最初合わせた腕の位置にピントが固定されたままで、カメラを動かした先の風景にピントを変えてくれません。AF-Cが搭載されていると自然と腕から風景にピントが送られるでしょう。
このフォーカスのピン送りの機能を果たすのがAF-Cなのですが、RX0IIにはAF-Cの機能がないためにこのようなオートフォーカスになってしまいます。
ソニーのミラーレスでは動画撮影モードになるとAF-Sの機能は使えなくなり、自動的にAF-Cに切り替わるので、これがオートフォーカスの普通だと思っていると少し扱い方が難しく感じます。(iPhoneなども普通にAF-Cが使えます)
対処法
大きく距離を変えて撮影する場合は、一度動画を停止して再度フォーカスの位置を変えて撮影する。
そして編集で繋げる。
例えばVLogとかで自分の顔を写しながら話していて、撮影中に遠くの風景を見せたい時など
動画のフォーカスはPFも活用した方がいいのか??
実は静止画の時はフォーカスはAF-SかMFの2パターンのみですが、動画撮影時になるとAF-SとMF、もう一つあまり見慣れないPFという機能が使えるようになります。
自分はPFというのがいまいち不明だったので取説を確認してみました。
以下のように書いていました。
広い範囲で良好な解像度が得られるピント位置で固定されます。細かなフォーカス操作をせずに動画を撮影できます。
-
-
カメラからの距離が約1m以上の被写体にピントが合う。
- カメラからの距離が約50cmから1mの被写体を撮るときは、[PF時のNEARモード]を[入]に設定してください。
MENU→(撮影設定1)→[フォーカスモード]→[プリセットフォーカス]を選ぶ。
- カメラからの距離が約50cmから1mの被写体を撮るときは、[PF時のNEARモード]を[入]に設定してください。
-
ご注意
- 被写体までの距離が短い場合、レンズに付着したごみや指紋が写り込むことがあります。柔らかい布などを使って、レンズを拭いてください。
- 静止画撮影時は[プリセットフォーカス]を選択できません。
- [プリセットフォーカス]のNEARモードにした場合、最短撮影距離は50cmです。20~50cmで撮影したい場合は、[シングルAF]もしくは[マニュアルフォーカス]を選んでください。
RX0 IIの自撮りする時のフォーカスの設定
自撮りする時のフォーカスの設定の表が載っていたので参考にしてみて下さい。
カメラと被写体との距離 | [フォーカスモード] | 使用例 |
---|---|---|
20cmから50cm | [シングルAF] |
手で持って撮影 VCT-SGR1(別売) カメラを固定して撮影 VCT-SGR1(別売) |
50cmから1m | [プリセットフォーカス]かつ[PF時のNEARモード]→[入] |
モノポッド等を使用して撮影 VCT-AMP1(別売) |
1m以上 | [プリセットフォーカス]かつ[PF時のNEARモード]→[切] |
カメラを固定して、風景を背景にして撮影 VCT-SGR1(別売) |
→参考 DSC-RX0M2 自分撮りをする時のフォーカスモード設定例
最後に
今までのスマホやミラーレスに搭載されているAF-Cが搭載されていないので、最初はフォーカスに悩まされる事が多いと思います。実際にツイッターのDMに3人からAFに困ってますとご連絡を頂き、みんな困ってると思いました。
自分は特に自撮りしたりする機会はほとんど無く、街の風景を撮る事が多いのですが、手前に人が通っている時に録画ボタンを押してしまうと、その手前の人にピントが合ってしまうと永遠にその位置にピントが固定されて、その人がその画面から消えても手前に合い続けているので背景がピンぼけしたカットを量産していました。
ちなみに動画時は顔検出などは作動するので自撮りする時は安心してください。
なぜ、オートフォーカスに強いソニーが、そしてVLog用のようにプロモーションしているのに、重要な動画時のAF-Cを搭載していないのかは不明です。
これがタッチパネルなら良かったと思ったりも何度もありますが、この仕様なのでAF-Sの時はシーンを変えるときは一度停止して撮ったり、PF時は上手くファンクションボタンにNEARの切り替えを振り分けておくとか工夫が要りそうです。
購入してまだまだ使いこなせていない面もあるので、間違っていたりしたら教えてください。
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