こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
先日発表されたキヤノンの高級コンデジ「G5 X Mark II」ですが、早速キヤノンの大阪ショールームで触ってきました。
自分はソニーのRX100ユーザー(現在はRX100M6,M5を使っています)として気になったのは以下の点です。
G5 X Mark IIの気になるポイントレンズ:35mm換算 24-120mm F1.8-2.8
ファインダー:ポップアップ式のEVF
とりあえず、この点は非常に気になりましたので見てきました。
ショールームでの禁止事項は、メニュー画面の撮影禁止とSDカードを入れてデータの持ち帰りは不可だったので画質等の話はできませんが、それ以外で思った事を書いておきます。
G5 X Mark IIを触ってみて
G5 X Mark IIのポップアップ式ファインダー
G5 X Mark IIのポップアップ式ファインダーは要望があったから
RX100ユーザーとしてやっぱり気になるのがG5 X Mark IIから初搭載のポップアップ式のファインダーです。発表された時は完全にRX100やん!と思いました。
これスタッフの方に採用された理由を聞いてみると、意外にやポップアップ式の要望が多かったようです。やはりコンパクトなコンデジなのでカバンなどからの出し入れで引っかかるとかそんな事が色々とあったようです。
今回はSONYのRX100M5を持ってショールームに行ってきました。
ファインダーはどちらとも0.39型で、約236万ドットです。見え方はRX100M5と変わりなく見やすい感じでした。
しかし、最新のRX100M6と違い2段階のポップアップ式なので少し手間はかかるなと言う印象。
ファインダーの起動で電源のオンオフができない??
後、個人的に気になったのが、ファインダーを出した時にカメラは起動しない??点です。
RX100の場合は、ファインダーをポップアップさせると、それに伴って電源が起動してすぐに撮影に移れます。もちろんファインダーを直すと電源がオフになります。
この機能が今回のG5 X Mark IIには搭載されていないようです。スタッフの人に聞いて設定を探してもらいましたが見つからず。(とりあえず展示品なので発売前日にはこの件は分かると思いますとは言われました)
正直、このファインダーで電源オンオフは時には邪魔になりますが、ファインダーをすぐ使いたい時は非常に便利な機能です。(RXの場合は設定でファインダーを直しても電源オフにできない設定も可能です)
初めから撮影する時はファインダーを出しておけばいいとなればそれまでですが、常にそう言う訳ではないですから、電源入れて、ファインダーをポップしてさらに引き出すといった感じで、ファインダーを使うまでに最大で3段階を踏まないといけません。
よくファインダーを使う自分は、この機能が無かったらちょっと・・・なってしまいます。
これは、後日要確認です。
G5 X Mark II | RX100M6 | RX100M5A | |
EVFの仕様 | 0.39型
ポップアップ式EVF (約236万ドット) |
0.39型
ワンタッチポップアップ式EVF (約236万ドット) |
0.39型
ポップアップ式EVF (約236万ドット) |
EVFで電源オンオフ | ×?要確認
展示機では無し |
● | ● |
G5 X Mark IIの外観は
G5 X Mark IIの外観は非常に持ちやすいサイズ感やグリップで好印象です。
全体的に写真を撮る時に持つ部分はラバー系の素材で滑りにくい感じに仕上がっています。
背面にもグリップの様な突起が出ていて握りやすいです。(写真の右下)
RX100M5と並べてみましたが、G5 X Mark IIは幅が少し長く右手のホールド感は非常にいいです。
しかし、質感はG5 X Mark IIはラバー部分を除くとRX100と違い、なんかプラスチックな感じは凄くしました。G5 X Mark IIほうが重さはあるのですが、実際に持ってみるとRX100M5のほうがずっしり感はあります。
G5 X Mark IIはモードダイヤルの下に露出補正のダイヤルが搭載されていて、操作性はよくダイヤルのクリック感もいい感じです。
ポップアップのフラッシュは写真くらいの角度までなら上を向いてくれます。
背面はこんな感じです。個人的に動画の録画ボタンはRX100よりか、G5 X Mark IIの位置の方がいいです。RX100の場合は間違って押している時がよくあるからです。
後、ファインダーを出している時に、液晶を動かす場合はファインダーのセンサーに触れても液晶は消えることは無かったです。これはRX100M6と同じ感じでした。よくありますよね・・?ローアングルとかで液晶を出していてファインダーのセンサーに触れると液晶が消えてしまう事・・笑
G5 X Mark II | RX100M6 | RX100M5A | |
液晶モニター | 3.0型
TFTカラー液晶 約104万ドット |
3.0型
TFTカラー液晶 約92万ドット |
3.0型
TFTカラー液晶 約92万ドット |
チルト式
上に約180度、下に約45度 |
チルト式
上に約180度、下に約90度 |
チルト式
上に約180度、下に約45度 |
|
タッチパネル | ● | ●
フォーカス系のみ |
|
サイズ | 約110.9×約60.9×約46.0 | 101.6×58.1×42.8 | 101.6×58.1×41.0 |
重さ | 約340g | 約301g | 約299g |
持った時のフォールド感や操作性(ボタン類の工夫やタッチパネルなど)はRX100よりかG5 X Mark IIの上だと感じました。
動画の手振れ補正が優秀
これはSDカードに記録して持ち帰りたかった1番の事ですが、4K動画でも手振れ補正が非常に強力でした。
電子の5軸手ぶれ補正を搭載していて、GoPro HERO7やOsmo Actionまでは行かないにしても、RX100M5などのFHDのインテリジェントアクティブよりか明らかに手振れが効いていました。
縦横などに振ってもかなり手振れを吸収していました。
動画機能も気になる人は、ぜひこの部分は見てもらいたいです。
G5 X Mark II | RX100M6 | RX100M5A | |
4K | 4K/29.97fps
約120Mbps |
4K/30p 100Mbps
4K24p |
4K/30p 100Mbps
4K24p |
フルHD | 1920×1080
119.9fps:約120Mbps 59.94fps:約60Mbps 29.97fps:約30Mbps |
1920×1080
120fps:約60Mbps 60fps:約50Mbps 30fps:約50Mbps |
1920×1080
120fps:約60Mbps 60fps:約50Mbps 30fps:約50Mbps |
タイムラプス動画 | ● | ||
ハイフレーム | フルHD120fps | 960fps | 960fps |
4Kフォト | ● | 動画撮影中に切り出し可能 | 動画撮影中に切り出し可能 |
Log | S-log2,3 | S-log2 | |
HLG(Hybrid Log-Gamma) | ● | ||
HDR | ● | ||
手ぶれ補正 | 5軸手振れ補正 | ・スタンダード
・アクティブ ・インテリジェントアクティブ (4Kはスタンダードのみ) |
・スタンダード
・アクティブ ・インテリジェントアクティブ (4Kはスタンダードのみ) |
4K連続撮影時間 | 10分 | 5分 | 5分 |
RX100M6やM5はLogなどや動画の撮影画面もソニーのミラーレスαと同じ機能を搭載していてかなり追い込んだ撮影が可能ですが、一般的な動画を撮るならG5 X Mark IIは十分な機能です。
G5 X Mark IIのズーム
やっぱりRX100ユーザーとしてはファインダー以外にレンズの仕様も気になりますよね。
24-120mmでf1.8-2.8と望遠が120mmまで伸びたのにf2.8とRX100シリーズには無いレンズ仕様が羨ましい。そして120mmの開放でよくボケてくれます。
RX100M6は200mmでF4.5なので少し暗くなると手持ちだとISOがすぐに上がってしまいます。
▲RX100M6のJPEG撮って出しですが、雨の日の薄暗くなった時はすでにISOは3200まで上がっています。(RX100M6 F4.5 SS1/30s ISO3200 200mm)
なので120mmでf2.8は羨ましい。ちなみに、RX100M6は120mmですでにf4.5になります。
G5 X Mark II | RX100M6 | RX100M5A | |
焦点距離 35mm換算 | 24-120mm | 24-200mm | 24-70mm |
F値 | F1.8〜F2.8 | F2.8-4.5 | F1.8-2.8 |
レンズ構成枚数 | 11群13枚 | 12群15枚 | 9群10枚 |
撮影距離 | オート:5cm~∞(W)/20cm~∞(T)
マクロ:5cm~50cm(W) |
AF約8cm-∞(W)、
約100cm-∞(T) |
約5cm-∞(W)、
約30cm-∞(T) |
手振れ補正 | 4.0段分 | 4.0段分 | 不明 |
NDフィルター | ● | ● |
その他
その他ショールームで気づいたことを書いておきます。
AFはコントラストのみ
AFはコントラストAFです。RX100M5,M6のように位相差はありません。
AF速度は試しましたが、大きく気になることは無かったですが、RX100M6は世界最速の0.03秒で315点(位相差検出方式)なので、動きものを撮るとなるとRX100M6の方がいいと思います。
G5 X Mark II | RX100M6 | RX100M5A | |
AF方式 | コントラスト | ワイド(315点(位相差検出方式)
25点(コントラスト検出方式)) |
ワイド(315点(位相差検出方式)
25点(コントラスト検出方式)) |
AF速度 | 0.03秒 | 0.05秒 | |
シャッタースピード | BULB30~1/25600秒 | BULB30~1/32000秒 | BULB30~1/32000秒 |
連写 | RAWバースト 最高約30.0コマ/秒(電子シャッター)
AF固定 JPEG/RAW/C-RAW 最高約20.0コマ/秒(約118枚まで) AF追従(JPEG)時:最高約8.0コマ/秒 |
AF追従 24コマ/秒
233枚まで |
AF追従 24コマ/秒
233枚まで |
手ぶれ補正 | 4.0 | 4.0 | あり |
NDフィルター | ●(3段分) | ●(3段分) |
最後に
ざっとRX100ユーザー目線でショールームで15分ほど触ってきましたが、正直RX100M6やM5を持っていて、メリットに感じたのはレンズの仕様のみでした。(動画の手ぶれ補正は優秀でしたが)
まだ不確かですが、ファインダーの電源オンオフやAFの仕様や動画の細かな性能などはRX100M5、M6の方が優秀だと感じたからです。(ソニーはコンデジとして一般的なユーザーが使うか使わない分からないプロ並みの機能まで詰め込んでくるところが面白いです)
なので、触った後に予約していた自分は今購入するか迷っています。
しかし、ミラーレスのサブ機やスマホより綺麗な写真を撮りたい人には絶対に満足いく機種になっていると感じました。
G5 X Mark IIの購入に向いている人・G5 XやG7 X Mark IIからの買い替え
・キヤノンの画質やUIが好きな人
・RX100シリーズのレンズに不満がある人
・RX100よりホールド感を求める人
・ミラーレスのサブ機やスマホより綺麗な写真を撮りたい人
G5 X Mark IIの発売日と価格発売日は2019年8月上旬。
価格はオープンプライスで、ネットの最安値で102,060円(2019.7.9現在)
こちらの記事もどうぞ▼G5 X Mark IIについて
▼G5 X Mark IIとRX100M6、M5Aの比較
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