新発売のレンズ
▲2012年1月14日にタムロンから25.5-105mm F2.8通しのレンズが発売されます。
こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
ソニーのAPS-Cのフラッグシップα6600が発表されましたね。
▼購入しましたのでレビューはこちら
α6600にどんなレンズを付けて写真を撮ろうか?
そもそもどんなレンズがあるの??
と言うことで、
前モデルのα6500やα6000、α6300、α6400も使ってきた経験から自分なりにオススメのレンズを説明します。
ミラーレスα6600はEマウント
その前にα6600用のレンズが載っている公式ホームページから少し調べ方を書いておきます。
ソニーのカメラにはEマウントとAマウントがあり、ミラーレスはEマウントと呼ばれるマウントです。
ポイントα6600はEマウントです。
▲ソニーのホームページではこんな表示です。
メーカーなどによってこのマウントが異なるのでカメラにレンズを付ける場合は、そのカメラに適合したレンズを用意する必要があります。(ここでは詳しく書きませんが、マウントアダプターを付けると他社のレンズも付けれます)
ソニーのミラーレスにはAPS-C用とフルサイズ対応がある
ソニーのEマウントのレンズのページを見ると上のように「35mmフルサイズ」と「APS-Cフォーマット」と記載されているように、ソニーのミラーレスは2種類のセンサーのカメラがあります。
今回紹介するソニーのα6600はAPS-C機なので基本的には、「APS-Cフォーマット」のレンズを選びます。
ポイントα6600はAPS-Cセンサー
しかし、ソニーのミラーレスはフルサイズとAPS-Cは同じマウントなのでどちらともα6600で使えます。
そしてα6600のようなフラッグシップになるとフルサイズ用も視野に入ってきます。
今回は分かりやすいようにAPS-C専用中心に紹介します。
レンズを選ぶときのポイント
初めて一眼カメラを買う人はどのレンズを買えばいいか分からないと思います。
レンズの種類にはズームレンズ、単焦点レンズがあり、
ポイントズームレンズ:焦点距離を変えれるレンズ
単焦点レンズ:焦点距離が固定
さらに広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズなどがあります。それぞれ使う用途で選ぶレンズが違ってきます。
一応、簡単にレンズを選ぶときのポイントなど書いておきます。
レンズを選ぶときのポイント・どんなものを撮るか
・ズームレンズか単焦点レンズか
・焦点距離
・F値
・最短撮影距離
・撮影倍率
・手ぶれ補正の有無(α6600は手ぶれ補正が内蔵なので気にする必要はありません)
レンズに書いている表記
おすすめレンズをお伝えする前に、最後にレンズに書かれている表記を説明しておきます。
※全てのレンズが同じように記載されている訳ではありませんが一応参考までに。
説明するレンズはこれからおすすめするレンズです。
ズームレンズの場合
ズームレンズは名前の通り、焦点距離が変わるレンズです。それに伴いF値がズームする事で変動します。中にはF値固定のレンズもあります。
ポイント・F値によってレンズの明るさやボケの量が変わります。
・F値が小さいレンズの方が高価で明るくボケの量が多い
・ズームしてもF値が変わらないレンズもある
このレンズはSELP1650 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)です。
焦点距離:16-50m
F値:3.5-5.6
と言う意味です。
単焦点レンズの場合
単焦点レンズはズームレンズと違い焦点距離を変える事ができません。その代わりF値が明るく、背景をよりボカせたり写りが良かったりします。
α6600にオススメのレンズ
お待たせしました。ようやくレンズの紹介をします。
最初にズームレンズを紹介しておきますが、個人的に日常使いならこの後に紹介する単焦点レンズの方がおすすめです。
ズームレンズ編 5本:α6600におすすめレンズ
それではまずはズームレンズの紹介です。
おすすめレンズと言えば、既にα6600にはレンズキットと言ってはじめからオススメのレンズがセットになっているものも販売されていますが、おすすめのズームレンズを5本紹介します。
① 標準ズーム:E 16-55mm F2.8 G (SEL1655G)
1本目はやっぱりE 16-55mm F2.8 G (SEL1655G)です。
APS-Cとしての初めてのF2.8通しのズームレンズが10月に発売されました。
35mm換算で24-82.5mmと広角から中望遠までカバーしている標準ズームです。
α6600をボディ単体で購入した人に「オススメのズームレンズは?」
と、聞かれるとこのSEL1655Gを一番最初におすすめします。
10月11日に発売されたばかりで、現時点では一番高性能な標準ズームレンズです。
α6600の発表と同時に発表されたレンズです。
F2.8より明るいレンズを求めない限り、標準レンズとしては最強のレンズです。
値段もそれなりにしますが、これ1本あれば長く使っていけるレンズです。
▲SEL1655Gで撮った写真
▲α6600に付けて手持ちで撮った動画です。
▼こちらにその内容を書いています。
35mm換算 | 24-82.5 |
開放絞り (F値) | 2.8 |
最小絞り | 22 |
絞り羽根 | 9 |
最短撮影距離 (m) | 0.33 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.2 |
フィルター径 (mm) | 67 |
手振れ補正 | 無し |
サイズ | 73×100 |
重さ | 494g |
▼こちらの記事も参考に
②標準ズーム:TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD
新発売のレンズ
▲2012年1月14日にタムロンから25.5-105mm F2.8通しのレンズが発売されます。
先ほど紹介した純正SEL1655Gをおすすめと紹介しましたが、まだ発売されていないので2番目に持ってきましたが、価格、スペック的にもかなりおすすめです。
詳しくは記事を参考に。これはかなりおすすめのスペックで発売されます。
③ 高倍率ズーム:E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135)
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (SEL18135)はα6600とセットになっているキットレンズです。
特徴としては使用頻度の高い広角27mmから望遠202.5mm相当(35mm判換算)の高倍率ズームレンズで、日常のスナップから旅行までこれ1本でカバーできる便利なズームレンズです。
35mm換算 | 27-202.5 |
開放絞り (F値) | 3.5-5.6 |
最小絞り | 22-36 |
絞り羽根 | 7 |
最短撮影距離 (m) | 0.45 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.29 |
フィルター径 (mm) | 55 |
手振れ補正 | ● |
サイズ | 67.2 x 88 |
重さ | 325g |
④ 標準ズーム:Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS(SEL1670Z)
このレンズも標準ズームレンズで35mm換算で24-105mmと普段の使うレンズとしては非常に使いやすいレンズです。
開放F値はF4通しで、ズームしても変わらないのが特徴です。
先ほど紹介したSEL1655Gと比較されがちですが、このレンズはF4通しと言う事でコンパクトさが特徴です。
35mm換算 | 24-105 |
開放絞り (F値) | 4 |
最小絞り | 22 |
絞り羽根 | 7 |
最短撮影距離 (m) | 0.35 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.23 |
フィルター径 (mm) | 55 |
手振れ補正 | ● |
サイズ | 66.6 x 75 |
重さ | 308g |
⑤ 超広角ズーム:E 10-18mm F4 OSS(SEL1018)
一番にはおすすめはしないレンズですが、換算で15-27mmの超広角の画角で撮影できます。
建築物や室内の写真、風景などに使うのにおすすめです。
そして、VLOGで自撮りをする時に非常に役立つ超広角レンズです。
▲このSEL1018を使って撮った写真
35mm換算 | 15-27 |
開放絞り (F値) | 4 |
最小絞り | 22 |
絞り羽根 | 7 |
最短撮影距離 (m) | 0.25 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.1 |
フィルター径 (mm) | 62 |
手振れ補正 | ● |
サイズ | 70.0 x 63.5 |
重さ | 225g |
⑥ 望遠ズーム:SEL70350G
このレンズはα6600と同時に発表された望遠レンズです。
35mm換算で105-525mmの焦点距離をカバーしています。
α6600のAPS-C用の望遠レンズならこれがオススメです。
35mm換算 | 105-525 |
開放絞り (F値) | 4.5-6.3 |
最小絞り | 22-32 |
絞り羽根 | 7 |
最短撮影距離 (m) | 1.1m-1.5m |
最大撮影倍率 (倍) | 0.23 |
フィルター径 (mm) | 67 |
手振れ補正 | ● |
サイズ | 77 x 142 |
重さ | 625g |
単焦点レンズ編 4本:α6600におすすめのレンズ
ここまではズームレンズを紹介してきましたが、続いてはズームできない焦点距離が固定の単焦点レンズを紹介します。
個人的には、背景をボカしたいとか解像度求めたい場合は単焦点レンズをおすすめします。
① 標準単焦点:E 35mm F1.8 OSS(SEL35F18)
まずはSEL35F18です。
このレンズは一番自分は使っていて非常に便利なので、単焦点の中ではこれを一番にオススメします。
35mm換算で52.5mmのF1.8の明るい単焦点レンズです。
単焦点レンズはズームが出来ない焦点距離が固定されたレンズです。
しかし、F値が明るく背景をボカしたり、夜でも明るく撮影出来ます。
正直、これは最初に購入しても問題無いレンズです。
52.5mmと人の視野に一番近い画角で風景、スナップ、ポートレートと結構何でも綺麗に撮れます。
ポイント・人の視野に近い焦点距離
・F1.8と明るく背景を綺麗にボカせる
・コンパクトでずっと付けておける
35mm換算 | 52.5 |
開放絞り (F値) | 1.8 |
最小絞り | 22 |
絞り羽根 | 7 |
最短撮影距離 (m) | 0.3 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.15 |
フィルター径 (mm) | 49 |
手振れ補正 | ● |
サイズ | 63 x 45 |
重さ | 154g |
▼こちらの記事も参考に
② 標準単焦点:SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
こちらもオススメの単焦点レンズです。
35mm換算で45mmと先ほどのSEL35F18より、少し広く撮れて開放F値も1.4と非常に明るくオススメです。
そして、価格もこのレンズ性能で3万円代と非常に手を出しやすい価格です。
よくSEL35F18と比べられます。
ポイント・標準画角 焦点距離30mm (35mm換算で45mm )
・開放F1.4
・価格がお手頃
・コンパクト(F1.4と言う開放F値として)
▼こちらの記事を参考に
35mm換算 | 45 |
開放絞り (F値) | 1.4 |
最小絞り | 16 |
絞り羽根 | 9 |
最短撮影距離 (m) | 0.3 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.14 |
フィルター径 (mm) | 52 |
手振れ補正 | 無し |
サイズ | 64.8× 73.3 |
重さ | 265g |
③ 広角単焦点:SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
SIGMA 16mm F1.4 DC DNです。先ほどの30mmと同じシリーズのレンズです。
35mm換算で24mmの広角の単焦点レンズです。
広角なのでVlogの自撮り撮影にも向いていますし、星系写真や風景写真にもおすすめのレンズです。
ポイント・標準画角 焦点距離16mm (35mm換算で24mm )
・開放F1.4で非常にボケてくれます。
・VLogにもおすすめの広角レンズ
・コンパクト(F1.4と言う開放F値として)
▲このレンズで撮影した4K動画です。
35mm換算 | 24 |
開放絞り (F値) | 1.4 |
最小絞り | 16 |
絞り羽根 | 9 |
最短撮影距離 (m) | 0.25 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.1 |
フィルター径 (mm) | 67 |
手振れ補正 | 無し |
サイズ | 72.2×92.3 |
重さ | 405g |
参考
(旧ブログに移動します)
④ 中望遠単焦点:SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
最後に「SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary」で35mm換算84mmの中望遠レンズです。
僕が街中で使うレンズは先ほど紹介したSEL35F18の換算52.5mmの標準画角と、このレンズを非常によく使っています。
ポイント・標準画角 焦点距離56mm (35mm換算で84mm )
・開放F1.4で非常にボケてくれます。
・価格がお手頃
・コンパクト(F1.4と言う開放F値として)
35mm換算 | 84 |
開放絞り (F値) | 1.4 |
最小絞り | 16 |
絞り羽根 | 9 |
最短撮影距離 (m) | 0.5 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.13 |
フィルター径 (mm) | 55 |
手振れ補正 | 無し |
サイズ | 66.5 x59.5 |
重さ | 280g |
▼こちらの記事も参考に
最後に
ソニーのレンズも増えてきて、そして今回はAPS-C専用のレンズだけでしたが、α6600はボディ内手ぶれ補正を搭載しているので、レンズ内に手振れ補正の無いフルサイズのレンズも使えるので色々と悩ましいところです。
僕は基本的に上の写真のレンズを使っています。
左から
・SIGMA 56mm F1.4 DC DN (単焦点レンズ)
・SONY SEL35F18 (単焦点レンズ)
・SONY SEL1655G (標準ズームレンズ)
・SONY SEL1018 (超広角ズームレンズ)
普段使いは軽くてコンパクトな単焦点レンズSEL35F18を付けています。
広角から中望遠まで使う時や動画を撮るときはSEL1655Gを1本だけ持っていくこともあります。
SEL1018は室内を広く撮る時やタイムラプスで風景を広く撮るときに使っています。
SIGMA56mmはスナップの時によく使います。
色々シーンによって使い分けている感じですが、カメラを購入して1年くらいはレンズキットのレンズと単焦点のSEL35F18をずっと使っていました。
▼僕が基本的にレンズを選ぶポイントは以下です。
今回はα6600のオススメレンズを紹介してきました。参考になれば幸いです。
ポイント・どんなものを撮るか
・ズームレンズか単焦点レンズか
・焦点距離
・F値
・最短撮影距離
・撮影倍率
・手ぶれ補正の有無(α6600は手振れ補正が内蔵なためあまり関係無し)
▼こちらの記事も参考に
コメント
この記事内で紹介されてる商品写真はどのレンズで撮影されてますでしょうか?
トップのカメラとレンズが並んでいる写真はGRIIIで撮っています。
SEL35F18の写真はSELP1650。
SEL1655GとSEL1018はSEL35F18。
シグマのレンズはかなり前に撮ったので曖昧ですが、iPhoneで撮った記憶があります。
最近はSEL35F18か画角を変えて撮りたいときはSEL1655Gで、大体は換算50mm付近で撮ることが多いです。マクロ系はGRIIIを使っています。
とても参考になります!
質問なのですが、
今度α6600を購入予定でレンズをどうするか迷っています。
キャンプや風景、星空写真で使いつつそのうち動画も撮りたいと考えているのですが、この場合最初に買うならSEL1655GとキットレンズとSEL1670Zだとどれが良いのでしょうか?
動画撮影を考えた時55ミリや70ミリだと短いのでしょうか?
一応動画を撮るならキャンプメインでたまに街撮りとかもしたいと思ってます。
こんにちは!
α6600のレンズの件ですが、星空を撮られる前提でしたらF値が明るいレンズがおすすめです。
そのため1番はSIGMAの16mm F1.4 DC DNかなと思います。つぎはズームできてF2.8通しのSEL1655Gかと思っています。F値が暗いと星は撮影しにくくなりますのでキットレンズは少し不向きになります。
あと動画撮影の件ですが、キャンプの時に何を撮られるかにもよります。
鳥など遠くのものを撮影される場合でしたら望遠も必要となってきて、望遠になればなるほど手ブレも起こりやすいので三脚も必要になってくるかと思います。
キャンプの日常のVLOGでしたらSEL1655Gで個人的には十分かなと思います。
曖昧で分かりにくい表現になりましたが参考にしていただきましたら幸いです。
また不明な点がありましたらコメント下さい。
返信頂きありがとうございます!
とても分かりやすい説明ありがとうございます!
SIGMAもすごく良さそうだなと思ってました!
お値段もリーズナブルですし!
ただ仕事でポートレートを撮る可能性も出てきましたのでSEL1655Gを購入してみようかと思います!
それで物足りないと思ったらSIGMAを検討してみますね!
ちなみにyuuさんとしてはα6400とα6600だとどちらがおすすめでしょうか?
動画を撮る際はどちらを買うにせよジンバルを購入予定なのですが、そうなると6400でも良いと思いますか?
写真撮影時の手ブレ補正はあるにこしたことはないと思いますが、5万の差はなかなか大きいので…
そうですね、レンズは後から買い足しが可能ですので必要になりましたら購入されるのもありです。
α6400とα6600の大きな違いはバッテリーとボディ内手振れ補正です。
例えばレンズに手ぶれ補正が搭載していれば、どちらのボディもほぼ同じ手振れの効きになります。α6600の手振れが発揮するのはレンズに補正が搭載していない場合です。
ジンバルを使っていても、手ぶれ補正がないと若干微振動でプルプルした手ぶれ補正の入っているブレとは違ったブレが生じます。その場合は編集ソフトで若干処理は可能ですが、クロップなどを考えるとレンズに補正がない場合のボディ内手ぶれ補正強い見方です。
後、動画を撮るとなるとバッテリー容量も影響してきます。
しかし、α6400単体で見ると劣っているカメラではありませんので、5万円でその手ぶれ補正とバッテリーの便利さをオプションで購入するような感覚かと思います。
両方とも持っている僕の場合でしたら、どちらか買うとなれば予算に余裕がある場合でしたらα6600を購入します^^
予算がない場合はやはりα6400を購入しますが、妥協しようと思えばできるような感覚です。