こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
本記事では2014年に発売されたソニーの高級コンデジ「RX100M3」について書いていきます。
このカメラが発売した2014年5月でした。RX100M2を使っていて、ファインダーが搭載されたRX100M3の事がだんだん気になり、手に入れました。
現在ではすっかりRX100シリーズの虜になってしましい、新しく出るたびに買っています。
まあ、恐らくこのRX100M3を購入してから僕はどんどん写真や動画を撮る面白さにハマっていたと記憶しております。
と言う事で、RX100M3の事について改めて書いていきます。
(現在は手放してRX100M7RX100M7を使っていますので、当時の写真を元にこの記事を書いています)
RX100M3とはどんなカメラ
RX100M3ってどんなカメラ?って人のために簡単ですが書いておきます。
・1型センサーのコンパクトデジタルカメラ
・2010万画素
・広角24mmから中望遠70mmをカバーする「T*」レンズ
・開放F値:1.8-28の明るいレンズ
・ファインダー内蔵
・180度反転の液晶
・Full HD
・コンパクト!
と、こんな感じでコンパクトなんだけど、写真の画質は良い、いつでも持って出かけられるそんなカメラです。
RX100シリーズの簡単な比較表
RX100シリーズの進化が分かる簡単な比較表です。
発売年 | レンズ | 主な進化 | |||
RX100 | 2012年 | 28-100mm | F1.8-4.9 | ||
RX100M2 | 2013年 | 28-100mm | F1.8-4.9 | ・チルト液晶 | |
RX100M3 | 2014年 | 24-70mm | F1.8-2.8 | ・レンズの変更
・180度反転液晶 ・ファインダー |
|
RX100M4 | 2015年 | 24-70mm | F1.8-2.8 | ・電子シャッター
・4K動画 ・ハイフレームレイト |
|
RX100M5 | 2016年 | 24-70mm | F1.8-2.8 | ・AF性能UP | |
RX100M6 | 2018年 | 24-200mm | F2.8-4.5 | ・望遠レンズ搭載
・4KHDR ・タッチパネル |
|
RX100M7 | 2019年 | 24-200mm | F2.8-4.5 | ・AF強化 |
RX100シリーズの詳細な比較表
一応、詳細な比較表も載せておきます。
かなりボリュームがあるのでクリックすると見れるようにしています。
RX100シリーズ比較 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RX100M7 | RX100M6 | RX100M5A | RX100M5 | RX100M4 | RX100M3 | RX100M2 | RX100 | |
センサー | 1.0型 積層型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型 積層型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型 積層型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型 積層型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型 積層型 Exmor RS CMOSセンサー | 1.0型 裏面照射型 ExmorR CMOSセンサー | 1.0型 裏面照射型 ExmorR CMOSセンサー | 1.0型 Exmor CMOSセンサー |
画像処理 エンジン | BIONZ X フロントエンドLSI | BIONZ X フロントエンドLSI | BIONZ X フロントエンドLSI | BIONZ X フロントエンドLSI | BIONZ X | BIONZ X | BIONZ | BIONZ |
有効画像数 | 約2010万 | 約2010万 | 約2010万 | 約2010万 | 約2010万 | 約2010万 | 約2020万 | 約2020万 |
F値 | F2.8(ワイド端時) -4.5(テレ端時) | F2.8(ワイド端時) -4.5(テレ端時) | F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時) | F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時) | F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時) | F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時) | F1.8(ワイド端時) -4.9(テレ端時) | F1.8(ワイド端時) -4.9(テレ端時) |
最短撮影 距離 | 約8cm(ワイド端時) 約100cm(テレ端時) | 約8cm(ワイド端時) 約100cm(テレ端時) | 約5cm(ワイド端時) 約30cm(テレ端時) | 約5cm(ワイド端時) 約30cm(テレ端時) | 約5cm(ワイド端時) 約30cm(テレ端時) | 約5cm(ワイド端時) 約30cm(テレ端時) | 約5cm(ワイド端時) 約55cm(テレ端時) | 約5cm(ワイド端時) 約55cm(テレ端時) |
ND フィルター | × | × | ● | ● | ● | ● | × | × |
フォーカス エリア | 357点(位相差検出方式) 425点(コントラスト検出方式) | 357点(位相差検出方式) 25点(コントラスト検出方式) | 357点(位相差検出方式) 25点(コントラスト検出方式) | 357点(位相差検出方式) 25点(コントラスト検出方式) | 25点自動測距 | 25点自動測距 | 25点自動測距 | 25点自動測距 |
ISO | ISO100-12800 拡張64/80/25600 | ISO125-12800 拡張80/100/25600 | ISO125-12800 拡張80/100/25600 | ISO125-12800 拡張80/100/25600 | ISO125-12800 拡張80/100/25600 | ISO125-12800 拡張80/100/25600 | ISO160-12800 拡張100/125/25600 | ISO125-6400 拡張80/100/25600 |
シャッター スピード | 30-1/32000秒 | 30-1/32000秒 | 30-1/32000秒 | 30-1/32000秒 | 30-1/32000秒 | 30-1/2000秒 | 30-1/2000秒 | 30-1/2000秒 |
連写 | 最高約20コマ/秒 | 最高約24コマ/秒 | 最高約24コマ/秒 | 最高約24コマ/秒 | 最高約16コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 | 10コマ/秒 |
ブラックアウト フリー | ● | × | × | × | × | × | × | × |
ワンショット 連続撮影 | ● | × | × | × | × | × | × | × |
モニター | 3.0型(4:3) 921,600ドット | 3.0型(4:3) 921,600ドット | 3.0型(4:3) 1,228,800ドット | 3.0型(4:3) 1,228,800ドット | 3.0型(4:3) 1,228,800ドット | 3.0型(4:3) 1,228,800ドット | 3.0型(4:3) 約122.9万ドット | 3.0型(4:3) 約122.9万ドット |
モニター 稼働 | 上に約180度 下に約90度 | 上に約180度 下に約90度 | 上に約180度 下に約45度 | 上に約180度 下に約45度 | 上に約180度 下に約45度 | 上に約180度 下に約45度 | 上に約180度 | × |
タッチパネル | ● | ● | × | × | × | × | × | × |
ファインダー | 0.39型 2,359,296ドット | 0.39型 2,359,296ドット | 0.39型 2,359,296ドット | 0.39型 2,359,296ドット | 0.39型 2,359,296ドット | 0.39型 1,440,000ドット | × | × |
動画 | 4K30p 1080 120p 60p | 4K30p 1080 120p 60p | 4K30p 1080 120p 60p | 4K30p 1080 120p 60p | 4K30p 1080 120p 60p | 1080 60p 1080 120p 60p | 1080 30p | 1080 30p |
スロー モーション | 960fps | 960fps | 960fps | 960fps | 960fps | × | × | × |
ピクチャー プロファイル | PP1〜PP10 | PP1〜PP10 | PP1〜PP7 | PP1〜PP7 | PP1〜PP7 | × | × | × |
HLG | ● | ● | × | × | × | × | × | × |
インターバル | ● | × | × | ● アプリ | ● アプリ | ● アプリ | × | × |
インター フェイス | マルチ/マイクロUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 マイク端子 | マルチ/マイクロUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 | マルチ/マイクロUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 | マルチ/マイクロUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 | マルチ/マイクロUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 | マルチ/マイクロUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 | マルチUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 | マルチUSB端子 Hi-Speed USB HDMIマイクロ端子 |
NFC | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | × |
Wi-Fi | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | × |
撮影枚数 | 約260枚 | 約240枚 | 約220枚 | 約220枚 | 約280枚 | 約320枚 | 約350枚 | 約330枚 |
起動時間 | 約1.3秒 | 約1.4秒 | 約1.7秒 | 約1.7秒 | 約1.6秒 | 約1.6秒 | 約2.1秒 | 約2.1秒 |
サイズ | 101.6x58.1x42.8 | 101.6x58.1x42.8 | 101.6x58.1x41.0 | 101.6x58.1x41.0 | 101.6x58.1x41.0 | 101.6x58.1x41.0 | 101.6 x 58.1 x 38.3 | 101.6 x 58.1 x 35.9 |
重さ | 約302g | 約301g | 約299g | 約299g | 約298g | 約290g | 約281g | 約240g |
発売日 | 2019年8月 | 2018年 | 2018年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 |
価格 | 141,500 | 113,224 | 90,330 | 81,800 | 81,141 | 59,242 | 57,138 | 35,800 |
RX100M7 | RX100M6 | RX100M5A | RX100M5 | RX100M4 | RX100M3 | RX100M2 | RX100 |
と言うことで、今はRX100M7まで発売されていて、6年ほど前のカメラなので機能面は劣るところがあるのは仕方ないです。
でも、今も最新のM7と同様に店頭に並んでいて、今でも人気の売れ筋のコンパクトカメラです。
▲2019年のヨドバシカメラのコンパクトデジタルカメラ売れ筋で3位にランクインしています。
と、こんな感じでまだまだRX100M3は、写真メインで使う高画質なカメラが欲しい人には相性が良いカメラなんです。
RX100M3レビュー
ここからは実際にRX100M3を使ったレビューを書いていきます。
今となっては当たり前のようにすごい機能を盛り沢山のRX100シリーズで、RX100M3はもう古く感じますが今でも全然使えるコンデジです。
前モデルのRX100M2から進化した点は以下でした。
・レンズの仕様変更
・ファインダー内蔵
・180度反転液晶
・NDフィルター内蔵
・アプリを使ってタイムラプスなど追加できる
今でも覚えていますが、RX100M3を手に入れた時はこれらの進化にかなりワクワクしました。
確か京都のヨドバシカメラで買って、そのまま京都の街やお寺を一日中撮っていました笑
RX100M3の良かった点
それではRX100M3を使っていて良かった点を書いておきます。
①コンパクトボディなのに写りも機能も優れている
このRX100シリーズを今もずっと使っているのは、やっぱりこのコンパクトなボディと言う点が何より大きなポイントです。(最新のRX100M7も厚みが違うくらいでほとんどM3と同サイズです)
しかし…
コンパクトなカメラならいくらでもあるでしょ??と、思うかもしれません。
でも違うんですよ!
RX100シリーズはソニーの最新の技術を詰め込んでいて、ほぼできる機能はミラーレス一眼と同じなんです。
なので、僕はソニーのミラーレスも持っていますが、普段はほとんどRX100シリーズばかり使ってしまいます。
僕がRX100シリーズが好きなのはコンパクトなのにミラーレス一眼と同じ機能を搭載している点です。
②広く撮れるようになりレンズが明るくなった
やっぱりRX100シリーズといえばこの仕様のレンズが好きな人は多いはず。
僕もこの仕様は今でも好きです。
レンズ仕様は
・24-70mmの広角から中望遠域をカバー
・F値は開放で1.8-2.8の明るいレンズ
▲24mmの広角で撮影
▲望遠側70mmで開放F2.8で撮影。
1型センサーで上手く使えばこんな感じで撮れるのか〜と感動した写真です。
▲薄暗い場所でも明るいレンズを搭載しているので、手持ちでISOを上げなくても撮影できます。
▲コンパクトなボディなので、普段持ち歩いてご飯の写真も静かなシャッター音で快適に撮れます。
▲そんな写真を撮った後は、Wi-Fiでスマートフォンに転送できます。
でもRAWは転送できないのでiPhoneの場合はSDカードリーダーを持っておくと便利です。
③ファインダー内蔵
僕がRX100M3に買い替えた理由の一つが、晴天のカンカン照りの時に液晶が見にくく何を撮っているか分からなかった点です。
当時のミラーレスでもあまりファインダー搭載のカメラが少なかった中、このコンパクトなボディにファインダーを内蔵してきたことです。
こんな手のひらにのるボディにファインダーを良く内蔵できたと思います。
これがめちゃくちゃ好きな感じでした。
普段は本体に格納されていて、必要な時に出してくる仕様なんです。
そうすることで、使わない時は本体はフラットですっきりしているのでポケットにも入れて持ち歩けるんです。
と言うより、RX100M2とほぼ同じサイズのボディなのに高性能になってこのファインダーがボディに格納されているって、本当に凄いと思いました。
しかも、これが結構本格的で実用性バッチリのファインダーです。
④液晶が自由に動く
▲背面モニター固定の初代RX100からの買い替えだったので、モニターが動くことは本当に嬉しすぎでした。
特にローアングルを撮る時に、顔を地面すれすれにして撮っていたりとかなり無理していたので最高でした。
▲ローもいけるし、もちろんハイアングルも。
▲そして180度反転可能なので、自撮りもできます。
⑤NDフィルター搭載
撮影時に自動でオンオフになる3段分のNDフィルターが内蔵されています。(動画時は手動)
NDフィルターと聞くと何?と思うかもしれませんが、晴天で開放で撮ると露出オーバーになったり、シャッタースピードを遅くして撮れたりと僕に撮っては必須。なのでこれが内蔵されている高級コンデジはかなりポイント高いです。
タイムラプス撮影や動画の映像も良い感じに撮れる
▲5年ほど前に撮った映像です。
Full HDまでしか記録できませんが、こだわりの撮影は可能です。
この頃から日常の風景を動画やタイムラプスを撮るのが好きになり良く撮り始めた時期でした。
RX100M3にはアプリをインストールするとタイムラプス (有料)が使えるようになります。RX100シリーズとして初めてのタイムラプラスが本体単体で使えるようになりました。
このコンパクトなボディでタイムラプラスも撮れて動画も綺麗に写り(Full HDですが)、本当に僕の中で当時は最強のカメラで毎日持ち出していろいろ撮って遊んでいました。
・動画撮影時もマニュアルモードでシャッタースピードや絞りなど自由に設定できるので、自分の思い通りの映像が撮れます。
RX100M3の動画の手ぶれ補正が強化されて
・スタンダード
・アクティブ
・インテリジェントアクティブ
の3パターンが用意されていてインテリジェントアクティブは画角が狭くなりますが手持ちでも十分撮れる手ぶれ補正です。
RX100M3の気になる点
こんな感じで写真を中心に高機能が詰め込まれていますが、やはり6年近く前の機種になりますので少し気になる点もあります。
AFの性能
RX100M5以降の機種に比べるとオートフォーカスが弱い印象があります。
M5以降はファストハイブリッドAFを搭載しているので精度が高く速さも優れています。
M3も明るい場所では普通に使えますが、暗くなったり一度ピントを外すとなかなか元の被写体に戻りにくい印象があります。
動画Full HD
後は動画がFull HDまでと言う点です。
発売時期が約6年前の時期の機種なので仕方ありません。
4K動画を求める場合はM4以降を選ぶといいでしょう。
最後に
RX100M3の紹介をしました。
写真目的で常に持ち歩きたい人やサブ機として非常に良いおすすめです。
RX100M3が向いている人
・コンパクトで高画質な写真が撮れるカメラを探している人
写真重視で価格を抑えた高級コンデジが欲しい人にはおすすめです。
最新のモデルと比べると機能面ではかなり違ってきます。
4K動画で綺麗に動画を残したいとかになるとM5あたりがおすすめです。
そして、さらに望遠も欲しいとなるとM6やM7が視野に入ってきます。
RX100M3は、写真重視で価格を抑えた高級コンデジを探している人にはおすすめのカメラです。
高級コンデジはミラーレス並の性能が搭載されているのにコンパクトでいつも持ち出せるカメラなのが凄いいいところです。
▼RX100M3と比較検討されるカメラ
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