こんにちは、Yuu(@yuu_u1)です。
DJIの新しいジンバル「RS 3 MINI」を購入したので紹介します。
DJIからも小型でパワフルなジンバルが出ましたね。
YouTubeにもファーストインプレッションとして動画もアップしていますが、とにかく安定感が凄いです。
実際に、このジンバルを使ってみて向いている人は以下のような人です。
このジンバルが向いている人・フルサイズ+大三元の標準ズームのセットを載せたい
・小型でコンパクトなジンバルを探している人
・安定感のあるジンバルを探している人
それでは、DJI RS 3 MINIの魅力を踏まえて紹介していきます。
▲こちらはZV-E10を載せて1時間くらい撮影してみました。半径50mくらいのところでほとんど同じ場所で撮っていますww
DJI RS 3 MINI
DJIのジンバルを購入したのは初めてですが、DJIのジンバルは、現在RSシリーズとして発売されています。
MINIを合わせると以下の3点のRSシリーズが発売されています。
・RS 3 Pro (積載重量 4Kg)
・RS 3 (積載重量 3Kg)
・RS 3 MIN (積載重量 2Kg)
今回、購入したRS 3 MINIはこの中でも一番軽くて小さいモデルです。
RS 3 MIN | RS 3 | RS 3 Pro | |
本体重量 | 縦向き撮影:795 g 横向き撮影:850 g |
1.3 kg
|
1.5 kg
|
積載重量 |
2 kg
|
3 kg
|
4 kg
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積載可能カメラ |
フルサイズミラーレス一眼
+大三元標準ズームレンズ可
|
フルサイズミラーレス一眼
+大三元標準ズームレンズ可
|
RED Komodo
+大三元標準ズームレンズ可
|
拡張性 | なし | なし | あり |
軸ロック | 手動 | 自動 | 自動 |
軸素材 |
アルミニウム合金
|
アルミニウム合金
|
カーボン |
プレート | 2層式
アルカスイス互換 |
2層式
アルカスイス互換 |
2層式
アルカスイス互換 |
バランス微調整ノブ | なし | あり | あり |
安定化
アルゴリズム |
第3世代RS (SuperSmoothモードなし) |
第3世代RS | 第3世代RS |
接続 | Bluetooth、
シャッターレリーズケーブル |
Bluetooth、
シャッターレリーズケーブル |
Bluetooth、
シャッターレリーズケーブル |
ディスプレイ |
1.4インチ
LCD
カラータッチ画面
|
1.8インチ
OLED
カラータッチ画面
|
1.8インチ
OLED
カラータッチ画面
|
フォーカス システム
|
なし | なし | あり |
映像伝送システム
|
なし |
DJI Ronin
映像トランスミッター
|
DJI Transmission、
DJI Ronin映像トランスミッター
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拡張ポート
|
NATO
|
NATO
|
RSA、
NATO、
充電アダプターポート
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バッテリー設計
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取り外し不可
|
取り外し可
|
取り外し可 |
動作時間
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10時間
|
12時間
|
12時間
|
充電時間
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2.5時間
|
2.5時間
|
1.5時間 |
価格
|
51,480円 |
72,600円 |
108,900円 |
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RS 3 MINI |
RS 3 |
RS 3 Pro |
RS 3 MINIは積載重量 2kgまでと、軽量コンパクトなジンバルにも関わらず、フルサイズミラーレス一眼と大三元の標準ズームレンズが載ります。
例えばソニーで言うと、
α7SIIIとFE 24-70mm F2.8 GMみたいな組み合わせです。
もう、普段使うジンバルはこれで十分じゃないですか・・・
購入理由
小型でフルサイズカメラが載るジンバルと言えば、ZHIYUN CRANE M3(写真の右)ですよね。写真は両方ともフルサイズミラーレスを載せてます。
僕も、かなり使ってYouTubeなどでも紹介してきました。
しかし、最近ロール軸の調子がおかしくオートキャリブレーションしても左に傾いて、常にコントロールホイールで調整しないといけない状態になっていました。
そんな矢先に、このDJI のRS 3 MINIが発売されていたので購入しました。
CRANE M3と比べると、ハンドル部分の大きさはほとんど変わらないですが、アーム部分の大きさが違います。
これによって、フルサイズ+重たいレンズでも載せることが可能です。
CRANE M3はフルサイズ載るけど、もう少し重たいレンズを載せたいと言った時があったので、RS 3 MINIはそう言った人にはおすすめです。
ただ、CRANE M3にも良いところがあって、APS-Cのカメラを使う時などは優れています。RS 3 MINより100gくらい軽くAPS-Cにはおすすめです。また、LEDライトを搭載していて、暗い場所で人物を撮る時には非常に役立ちます。
RS 3 MIN | CRANE M3 | |
本体重量 | 縦向き撮影:795 g 横向き撮影:850 g |
700g
|
積載重量 |
2 kg
|
ー
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積載可能カメラ |
フルサイズミラーレス一眼
+大三元標準ズームレンズ可
|
フルサイズミラーレス一眼
+小型レンズ可
|
軸ロック | 手動 | 手動 |
プレート | 2層式
アルカスイス互換 |
独自 |
安定化
アルゴリズム |
第3世代RS (SuperSmoothモードなし) |
|
接続 | Bluetooth、
シャッターレリーズケーブル |
シャッターレリーズケーブル |
ディスプレイ |
1.4インチ
LCD
カラータッチ画面
|
1.22インチ
カラータッチ画面
|
LEDライト |
なし
|
あり
|
フォーカス システム
|
なし | なし |
映像伝送システム
|
なし |
なし
|
バッテリー設計
|
取り外し不可
|
取り外し不可
|
動作時間
|
10時間
|
8時間
|
充電時間
|
2.5時間
|
2時間
|
価格
|
51,480円 |
48,400円 |
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RS 3 MINI |
CRANE M3 |
DJI RS 3 MINI ファーストインプレッション
良かった点
と言うことで、DJI のジンバルは初めて購入したわけですが使った感想を書いておきます。
最初に感じた点ですが、
小型ジンバルなのに安定してる
小型で軽量である点は置いておいて・・・
安定感は信頼できる
一番最初に載せたカメラとレンズはSONY a7IVにSIGMA 28-70mm F2.8 DG DN です。
これを載せた瞬間に、この安定感は凄い!と感じました。
まだまだジンバルのパワーに余裕を感じ、ジンバル自体に貧弱感は感じられないです。
CRANE M3と違い、安定感が更に感じました。ZHIYUN WEEBILL 3も使っていますが、そっちの安定感に近い印象です。まだまだ余裕を感じられるパワーからの安定感です。
ズームしてもバランスが崩れない
更に、このジンバルの非常に良いところは、標準ズームレンズで画角を変えてズームした時もバランスを取り直さなくてもそのまま使えると言った点は非常に優れています。
試し撮り
こちらの動画の「07:13 α7SIIIとSELP1635Gの歩き試し撮り」ではα7SIIIとSELP1635Gとの組み合わせで、手ブレ補正スタンダードで片手持ちで歩いてみましたが、ほとんど微ブレは感じませんでした。
またZV-E10の手ブレ補正を切った状態で撮影した時も嫌なブレを感じることはなかったです。
やっぱりこのフィーリングは大切で、使っていて余裕を感じず無理やり使っている感があるとやっぱり不安ですが、この組み合わせでは全く不安感はなかったです。
持ちやすい
RS 3 MINIは、パワーの安定感以外にも、持った時も非常に使いやすく、持つ部分は前後ともにゴムのグリップになっています。※CRANE M3は裏面だけゴム素材だったので。
それによって、中級以上のジンバルを使っているのと同じ使い心地で使用が可能です。
カメラとの接続
RS 3 MINIとカメラの接続は、ケーブル以外にもBluetooth接続も可能です。
現行モデルならほとんど接続可能です。
こちらにDJIが用意したカメラ対応表があるので確認して下さい。
ZHIYUNのジンバルはケーブルでも繋がらないとか色々ありましたが、RS 3 MINIの接続は非常に安定していて簡単につながります。
ZHIYUNは自分の中で、なかなか繋がらいイメージがあったのでジンバルでのRECはやっていなかったですが、これからはジンバル本体でやっていきます。
また、ケーブル接続とBluetooth接続では、操作できる事が違ってきて、基本的にケーブルの方がISOや絞りなどのできる操作は増えます。
操作も簡単
RS 3 MINIはディスプレイ表示も日本語に対応していたり、メニューアイコンもDJIのPocket 2やActionシリーズと似ていて大きなアイコンで分かりやすく使いやすいです。
気になる点
正直、撮影面での不満は今のところ無いです。
細かい点で言うと、
・クイックリリースプレート
・バランス調整
この2点くらいです。
クイックリリースプレート
RS 3 MINIのクイックリリースプレートはアルカスイス互換プレートで、基本的に僕の機材関係はアルカスイス互換のモノに統一しているので便利です。
▲付属のプレートはカメラとの取り外しもしやすい。ジンバルにもほぼワンタッチで取り付け可能。
▲アルカスイス互換なので、その他のアルカスイス互換の三脚にも素早く取り付け可能です。
しかし、僕は全てのカメラの底にピークデザインのアルカスイス互換のプレートを付けているので、これには対応していない点です。
と言うよりか、僕が持っている色々なアルカスイス互換のプレーでは取り付けはできなくて、この付属の専用プレートじゃないとジンバルには装着できない点です。
そのため、アルカスイス互換のクランプを別途付けて使用する事にしました。
しかし、クランプを付けてしまうとカサが増して、α7SIIIのような軍艦部のある高さのあるカメラは、垂直チルトのバランスが取れなくなります(ジンバルを起動してバランス表示を見ると特に問題はなく、運用可能です)。
※高さの低い、α6000シリーズやZV-E10やコンデジなどはバランスは取れます。
もし、同じ悩みを抱えていて気になる人は注意して下さい。
と言う事で、付属のプレートしか付けれないので、いつもカメラの底にアルカスイス互換のプレートを常時付けている人は気を付けて下さい。
バランス調整
RS 3 MINIは2kgまでのカメラを載せる事が可能です。
大体のフルサイズのカメラとレンズなら1Kgから1.5kgくらいで収まります。しかし、バランス調整はそのくらいの重さのカメラを載せると、調整がスムーズじゃなくなり微調整が難しいですね。カメラ本体を少し持ち上げるような感じで調整すると多少は動きが良くなります。CRANE M3やWEEBILL 3と比べての話です。
最後に
と言う事で、DJI RS 3 MINIを購入から2日使った感想を書いてみました。
基本的に、撮影面では大きな不満は感じる事はなく、フルサイズミラーレス一眼を載せて、ほとんどレンズで困る事なく使用可能です。(FE 70-200mm F4 G OSSとの組み合わせ 1.6kgくらいの望遠レンズは不可でした)
それでいて、コンパクトで安定感がありCRANE M3と値段も大きく違わないので、満足のできるジンバルを購入できたと感じます。
またモーションタイムラプスも簡単に設定できるのでα7IVとSELP1635Gの組み合わせで試そうと思います。
バッグにも大きな場所を取る事なく入り気軽に持ち運びできて、フルサイズが載るのはこれから更にジンバルを持ち運ぶ機会が増えそうです。
何より、カメラとレンズの重さは変えれないけど、ジンバルがよりコンパクトになる事で(パワーと安定感はそのままで)、疲れからも解消されたり、重たいジンバルでは撮影しにくいアングルなども撮影できそうです。
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