ZV-E10 II を購入してから、ひたすら手ブレ補正のテストを行なっていました笑
とりあえず、ZV-E10やα6700との比較やサードパーティ製レンズとの比較など終えて、ある程度メリットやデメリットも理解できました。
しかし、α6700との比較中にZV-E10IIの手ブレ補正「アクティブ」の変な仕様に気づきましたので書いておきます。
それがどんなことかと言うと、
シャッタースピードで手ブレ補正のアクティブの効きが変わるんですよね。
実際にシャッタースピード 1/100sを境に1/80sくらいから効きが悪くなります。
動画の以下から話しています。
目次09:08 ZV-E10II シャッタースピードによる手ブレ補正の効き
1/100秒以上は効きが良く
1/80sくらいになると明らかに手ブレの効きが悪くなります。
実際に、歩きながらシャッタースピードを変えると効き具合が分かります。
これは立ち止まって停止して撮影した時も、ブレ補正の効きが違うのが分かります。
電子式の手ブレ補正は、読み込んだ映像をもとに、次に撮影された映像と比較してずれを補正すると思いますので、止まっていてあまりブレの変化がない時でも効きが変わるのは、こう言った仕様にしているのでしょうか?
気になったのでソニーのカスタマー窓口に問い合わせすると、
回答としては、
この仕様を確認して頂きました。
シャッタースピードで手ブレの効きが自動調整されるとのことです。
ただ、詳しいことは調査データが必要とのことで現段階ではお答えできないとのことでした。
この仕様はちょっと厳しいです笑
明るい時間帯は良いとして、
問題は暗所ですね。
夜とか室内で手持ちで撮影する時です。
歩く時は残像ブレを気にしてシャッタースピードを速くした方が良いです。
しかし、立ち止まって撮る場合は、あまり残像ブレを気にしないのでシャッタースピードを遅くしたくなります。
でも1/80s以下だと手ぶれ補正の効きが低下するので、
手ぶれ補正の効きを優先するならシャッタースピードを1/125秒くらいにした方がいい点です。
そうなると、立ち止まって撮る場合もISO感度を上げるか、F値の小さいレンズを使う必要が出てきます。
また動画撮影では、シャッタースピードはフレームレートの2倍分の1が理想とされています。
そのため、30pで撮影する場合は1/60sが理想なので、その設定で撮る人もいると思います。
しかし、この事を知らないまま1/60sで撮ってしまうと、ZV-E10IIの手ブレ補正は弱いと感じる人も出てくると思います。
最後に
この仕様はZV-E10IIに限らず電子式の特徴でしょうか??
電子式の手ブレ補正は、読み込んだ映像をもとに、次に撮影された映像と比較してずれを補正しています。
でも、止まっていても歩いても効きが悪くなるので、意図的にそうしているのでしょうか??
気にならない方は気にならないと思いますが、もし手元にあったら 1/60sや1/125sくらいで比較してみてください。
とりあえず、手持ちで撮る時は、
シャッタースピードは1/100s以上が良い感じです。
そして、歩く場合は1/100sや1/125sでは残像ブレが残るので、1/200s以上を目安に設定して歩くと良いかと思います。
ブレの様子を見ながらシャッタースピードを変えつつ撮影していこうと思います。
もう本当に、こんな仕様ならシャッタースピードの下限設定が欲しいです。
例えば、1/200s以下にならないとかね。これは実はDJI Osmo Action 4では実装されている機能なんです。
なので、急に暗いところに入ったりしても、これを設定しておくとシャッタースピードが低下しないのでモーションブラーによる残像ブレを防ぐことが可能です。
ただ、ZV-E10IIはかなり使いやすくなったので、この件は注意しつつ使っていこうと思います。
追記:気になったので、ZV-E1M2や ZV-E10で調べてみました。レンズも交換したり画角も変えてみました。
ZV-1M2でも同じ現象が確認できました。
前のモデルのZV-E10ではシャッタースピードの変化によって効きは変わりませんでした。(ただZV-E10の手ブレがあまり良くないので、シャッタースピードを変えても分からない??だけでしょうか??)
おすすめレンズは
出来るだけF値の明るいレンズをおすすめします。サードパーティ製でもOKです。
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