Viltrox(ビルトロックス)から登場した「AF 56mm F1.2 Pro」。

APS-C用ながらフルサイズ換算84mm相当・F1.2の大口径を備えた注目の中望遠レンズです。
今回は作例とともに実際の使用感をレビューします。
レンズ概要

- 対応マウント:ソニーE / 富士フイルムX
- APS-C用
- 焦点距離:56mm(フルサイズ換算84mm)
- 開放F値:F1.2
- 価格:約97,500円前後
開放F1.2という圧倒的な明るさを持ちながら、10万円を切る価格帯。手に取りやすさとスペックの高さが魅力です。
スペックと外観

- レンズ構成:11群8枚
- 最短撮影距離:50cm
- フィルター径:67mm
- 重量:約570g(Eマウント)

- ビルドクオリティ:金属製の外装で高級感あり

- 防塵防滴:対応

- カスタムボタンやAF/MF切り替えスイッチ、絞りリングなども搭載
しっかりとした金属鏡筒で、プロシリーズらしい信頼性。重量はややありますが、その分安定感があります。
作例と性能
■ 動画作例
F1.2の明るさを活かした滑らかなボケが印象的。シネマティックな雰囲気を簡単に演出できます。
■ 静止画作例
























































- ポートレート:被写体がくっきり浮かび上がり、美しい立体感。
- 風景撮影:開放でも中心部は十分シャープ。解像感が高い。
■ AF性能
暗所でも瞳AFがしっかり動作。動画撮影でも安心して使えます。
■ フォーカスブリージング
近接撮影時には多少見られるものの、人物撮影など通常の距離感ではほとんど気になりません。
気になるポイント
- 開放F1.2での周辺減光:やや目立つため、作品によっては1〜2段絞るのがおすすめ。
- 重量感:APS-C用としてはやや重い部類。長時間の撮影ではバランスを考えたいところ。
総評
Viltrox AF 56mm F1.2 Proは、
- 美しいボケ
- 高い解像力
- 優れたAF性能
- 堅牢なビルドクオリティ
を兼ね備えた、コストパフォーマンス抜群のポートレートレンズです。
「このレンズでしか表現できない世界がある」と言える1本。
ポートレートを中心に、APS-C機をメインに使っている方にはぜひ手に取ってほしいレンズです。
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